野生のトラの生息数 世界で増加に転じる
国際的な環境保護団体は、密猟などで年々少なくなっていた野生のトラの数が、保護の取り組みもあって世界で増加に転じたと発表し、各国に取り組みのさらなる強化を呼びかけています。
野生のトラはインドやロシアなど世界各地に生息し、その数はかつて10万頭に上っていたとみられていますが、骨や毛皮などを目当てにした密猟が後を絶たないほか、開発で生息地が減少し、年々数が少なくなってきました。
11日、WWF=世界自然保護基金などが行った発表によりますと、野生のトラの数は2010年には世界で合わせて3200頭にまで落ち込んだものの、各国の最近のデータなどを基に集計した結果、数は3890頭にまで回復し、増加に転じたということです。
生息地を抱える国々では、野生のトラの数を2010年の時点の2倍にまで増やすという目標を掲げていて、WWFは、トラの数が増加に転じた背景にはこうした国々での保護の取り組みもあったとみています。
一方で、対策を行わなければ絶滅のおそれがある地域も残っているとして、WWFは、トラの保護をテーマにした国際会議がインドで開催されるのに合わせて今回の発表を行い、各国に取り組みのさらなる強化を呼びかけています。
11日、WWF=世界自然保護基金などが行った発表によりますと、野生のトラの数は2010年には世界で合わせて3200頭にまで落ち込んだものの、各国の最近のデータなどを基に集計した結果、数は3890頭にまで回復し、増加に転じたということです。
生息地を抱える国々では、野生のトラの数を2010年の時点の2倍にまで増やすという目標を掲げていて、WWFは、トラの数が増加に転じた背景にはこうした国々での保護の取り組みもあったとみています。
一方で、対策を行わなければ絶滅のおそれがある地域も残っているとして、WWFは、トラの保護をテーマにした国際会議がインドで開催されるのに合わせて今回の発表を行い、各国に取り組みのさらなる強化を呼びかけています。