デジモンアドベンチャーとの思い出
わたしは未だに「デジモンアドベンチャー」より好きなアニメに出会えません。今のアニメに詳しくないとか、思い出補正というのもあるのでしょうか。
先日の和田光司さんの早すぎる訃報にとてもショックを受けました。
「デジモンアドベンチャー」が大好きで、和田さんの歌う「Butter-Fly」も大好きでした。特に最終回は本当に素晴らしかった。あのシーンは、子供ながら鳥肌がたちました。こんなに愛される作品になったのは和田さんの歌声の力も大きい。あの主題歌じゃなければここまで盛り上がらなかったと思います。素敵な歌声を本当にありがとうございます。
このアニメはもう何度も見てるが、また見ちゃったのでデジモンアドベンチャーについて語る。
「デジモンアドベンチャー」は単なるバトルアニメではない
デジモンアドベンチャーは1999年~2000年に放送されたアニメです。
デジタルワールドという仮想世界と現実世界の東京(特にお台場、光が丘の2つの地域)とを巧みにリンクさせ、突如として放り出された異世界の中を、主役の子供達がデジモンや仲間との関わりの中で「自分らしさ」を見つけながら成長し、共に生き抜くという子供達の成長を描いた物語である。デジモンアドベンチャー - Wikipedia
選ばれし子供たちは8人いますが、一人だけが主役であとは脇役ではありません。全員が個性的でしっかりとエピソードがあるから、誰かしらに共感出来るようになっています。全員が親や兄弟、友人との関係や、自分の個性に様々な悩みを抱えていて、冒険の中でそれぞれが壁にぶつかりながらも悩み、成長していきます。
その成長の過程が子供も分かりやすく描かれているので入り込みやすい。バトルアニメというよりは子供たちの成長ストーリーです。子供たちの性格や言動が伏線になっている部分も多いのですが、物語が進むにつれて無理なく回収していきます。最後の終わり方まで完璧で見事という他ありません。
登場人物紹介
八神太一(アグモン)
スポーツ万能のサッカー少年。リーダーシップと行動力があり、いつもみんなを引っ張っていく存在です。勇気があって、度胸があって、仲間に優しい。どんな場面でも常に目立ち、主人公らしい主人公です。でも、完全無欠のヒーローではなく過去にトラウマがある。
武之内空(ピヨモン)
しっかり者で優しくて、お姉さんを通り越してお母さんのような存在。母親との仲がうまくいかず、本人も悩んでいる。太一とヤマトの仲を取り持ったり、弱音を吐くミミを励ましたりと出番が多い。
石田ヤマト(ガブモン)
弟のタケルに過保護すぎる兄。何かにつけて「タケル―!」と叫び、一人になると必ずハーモニカを吹く。
性格はクールと公式にはあるが、ヤマトをクールだと思ったことは一度もない。自分勝手で思い込みが激しい子供らしい性格だと思います。なぜ、クール・・・?
泉光子郎(テントモン)
パソコンに詳しく、彼がいなければ終わっていた場面が多すぎるほどの旅の功労者。戦いでは作戦を考えたり、指示を出したりと参謀のような光子郎はん。
実は養子で両親の実の子ではないが、このエピソードは本当に泣ける。光子郎が冒険で一番成長したような気がする。
太刀川ミミ(パルモン)
美少女だが、わがままですぐに文句を言いみんなを困らせる。
何故だか汚物系デジモンに好かれてしまう。ウ〇チを手で鷲づかみしたりとワイルドな一面もある。デジモン達が傷つくことを悲しみ戦いを避けようとする優しい心の持ち主だが、冒険によって強くなり時には戦うことの必要性を知る。
城戸丈(ゴマモン)
最年長で責任感が強いがいつも空回りしているいじられキャラ。
物語中盤位までは受験のことをやたらと心配していて、「お前、いつまで言ってんだよ」と聞き飽きたが、後半はそんなこともなくなりしっかりとみんなをまとめていた。
ゴマモンとのかけあいが面白い。ゴマモンの可愛さを引き立てられるのは丈しかいない。
高石タケル(パタモン)
ヤマトの弟でパタモンとのコンビが可愛いのだが、どことなく黒い。
過保護なヤマトを嫌がり、「太一さん、弟にして!」などというヤマトが聞いたら倒れそうなセリフを放つ。
八神ヒカリ(テイルモン)
太一の妹で最後の選ばれし子供。ヒカリは完全に黒い。黒いというか少し怖い。神秘的というかホラー的な要素を感じるのはわたしだけだろうか?
レディーデビモン戦を見て、ヒカリは絶対敵に回したらいけないタイプだと確信した。
わたしが選ぶデジモン名場面
名場面がありすぎて選ぶのが難しいですが、これは外せないだろ!というのを選んでみました。本当は10個位書きたかったけど、たぶんそれやったら文字数多くなりすぎて、わたしでも読み返すの嫌になりそうだからやめた。
パートナーデジモンとの別れーエンジェモン覚醒(13話)
デビモンとの決戦で、いよいよ追い詰められた子供達。未だに進化できないパタモンが、パートナーのタケルを守る為に自分の身を顧みず飛び込んでいきます。
そして、進化したのはエンジェモン!!かっこよすぎてビビる。何だ!このイケメンは!いや、OPで知ってたけど。
ずっと進化出来ずに悩んでいたパタモンが進化したのがエンジェモンというのが子供心を掴む。しかし、エンジェモンはデビモンと刺し違えてしまう。はじまりの町でずっと一緒にいると誓ったばかりなのに・・・。あのシーンが伏線だったのかと思うと辛い。
太一の勇気ー完全体進化!メタルグレイモン(20話)
完全体に進化させたいという思いから、暗黒進化しスカルグレイモンに進化させてしまいましたが、今回は本当の勇気を見せてメタルグレイモンに進化します。太一と空の2人の絆、仲間のチームワークが素晴らしいの一言。
「ここは任せて、先に行ってください!」とお決まりのセリフを言う光子郎のかっこよさも、太一が自分に打ち勝って空を助け出すシーンも、進化したメタルグレイモンの強さも最高です。この話で太一と空がくっつくとばかり思っていたのに、どうしてあんなことに・・・。(涙)
太一の決意ーコロモン東京大激突!(21話)
この21話だけ、演出を細田守監督がしているからか他の話とは毛色が明らかに違います。
太一とコロモンが次元の亀裂に取り込まれ現実世界に帰還します。久しぶりの自宅、テレビ、母の手料理。太一は現実世界の居心地の良さとデジタルワールドへ残してきた仲間の間で揺れ動きます。選ばれし子供といっても、普通の子供なんだというのが存分に表れています。
そしてヒカリと太一の別れのシーン。最後の手と手が離れるところなんか映画かと見間違えます。BGMの「ボレロ」もいい。
選ばれし子供たちとデジモンの別れー新たな世界(54話)
言うまでもないが、泣いた。最高だよ。泣くだろ、これは。どこがいいかなんて言葉にするまでもないので流れだけを書いておきます。
迷惑をかけたというピヨモンに「そんなことない」と空は優しく抱きしめる。
やっぱり手だったゴマモンの手としっかり握手をする丈。
パソコンを放り出して、テントモンを抱きしめる光子郎。
お互い大泣きしながら再会を約束するタケルとパタモン。
最後はガブモンにハーモニカを聞かせるヤマト。
アグモンと冒険の思い出話をする太一。
テイルモンに笛をあげるヒカリ。また会うことを誓う。
それぞれがパートナーデジモンと最後の時間を過ごす中、パルモンだけは素直になれない。ミミは懸命に探すも、見つけられない。
別れの時間は無情にもやってくる。電車に乗り込む子供たち。
「ミミ!ミミー!」
「パルモン!」
「ミミー!ごめんなさーい!!」
「いいの。いいの、パルモン!さようなら!本当にありがとう!」
「さようなら!ミミっ!あっ・・・!!」
走っていたパルモンが転んでしまう。ミミが一瞬驚き、ミミの帽子が風にさらわれる。
神。
映画「ぼくらのウォーゲーム」
今や有名な細田守監督のデビュー作です。「サマーウォーズ」や「バケモノの子」も良いけれど、最高傑作はこっちだと未だに思っています。わずか40分しかないとは思えぬほどの密度の濃さであっという間に引き込まれます。
やはり、アニメを見てからこの映画を見ると面白さが2倍3倍になりますが、見てなくても楽しめる作品です。
よく覚えてないんだけど、この頃も島根にパソコンあったよね?なんかヤマトのおばあちゃん家がすげー田舎なんだけど、田舎でもパソコンあると思うがこの扱い。
ひど過ぎるだろ!!
この辺のことは詳しくないからよく分からんが、映画公開当時から違和感めちゃくちゃあったわ。
まとめ
正直、「デジモンアドベンチャー」を見てない人は人生損してると言わざるを得ない。(アニメが嫌いじゃなければ)是非、見てみて欲しいです。
アニメが始まったころは、太一たちと同じ位の歳だったのにいつのまにかアラサーになってしまった・・・。これを書いていて、毎週日曜日が楽しみだった頃が懐かしくなりました。
デジモンの続編は、誰だレベルに顔が変わってたから、まだ見てないけどそのうち見たいな。
挿入歌のレベル超えてるだろ。
こっちも好き。
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