プレスリリースにVRが実装可能に-PRTIMES・LIFESTYLE事業提携発表会レポート-
3月29日(火)、PRTIMES外苑前オフィスにて、株式会社PRTIMESとLIFESTYLE株式会社の事業提携発表会が開催されました。
プレスリリース配信サービスを手掛けるPRTIMESと、2次元空間のVRコンテンツを提供するLIFESTYLEの提携により、新たなプロモーション手法が確立されるようです。
両社事業内容
株式会社PRTIMESについて
株式会社PRTIMESは、企業とメディア間のみでやり取りされるクローズドなコミュニケーションから、生活者に直接読まれるようなオープンコミュニケーションなプレスリリースを目指し、プレスリリース配信サービス「PRTIMES」を立ち上げました。
メディア向けの資料ではなく「企業と生活者をつなぐニュース」としてのプレスリリースを目指す「PRTIMES」は、月間600万PV、利用企業12,000社に利用されており、80媒体と業務提携を結んでいます。
LIFE STYLE株式会社について
「感動を起こす」ことをミッションとして掲げるLIFESTYLE株式会社は、実写の2次元VRコンテンツ制作サービスを提供されています。
VRというとOculus RiftやPlayStationVR等に代表される「ヘッドマウントディスプレイ」のVRをイメージされる方が多いかと思います。
LIFESTYLEの場合、特殊な機器を使わずスマホで簡単に視聴できるVR「flic360」を提供しています。
実写VRをスマホで閲覧できるため、BtoCのあらゆす業種において有効な集客手段となりえるでしょう。
こちらのサービスサイトから、同社が提供するVRを体験できます。
(スマホでの閲覧をオススメします)
VRクリエイター約200名を抱えており、制作実績は2000件を超えています。
今回、両社が提携することで、「PR TIMES」で配信するプレスリリースにVRを実装できる新機能が追加されました。
PRTIMES新機能について
PRTIMESのプレスリリース投稿画面に、VR挿入項目が追加されます。VR投稿自体には特に料金は発生せず、VRコンテンツ制作を依頼したい場合にLIFE STYLEに発注する流れとなります。
日々多くの情報が流れ、プレスリリース配信数も増えているなか、通常通りの形式で配信してもユーザーの目に届く可能性は低くなっています。
企業は、「何を」伝えるかだけでなく、「どのように」伝えるかという視点を持つことが重要となりつつあるなか、プレスリリースの表現手段を広げるためにVRコンテンツの実装が可能となりました。
VR付きプレスリリース事例
PRTIMESのOffice移転を知らせるプレスリリースにVRコンテンツを実装したところ、以下のようなデータが出ました。
平均滞在時間:4分29秒
読了率:70%
PRをTIMES全体の平均滞在時間は約2分ですが、VRコンテンツを搭載したことで平均の2倍以上の滞在時間を記録しています。
まとめ
今回の提携の経緯について、PRTIMES代表取締役社長山口拓巳氏に伺いました。
プレスリリースの表現手段を広げたいということ、より多くの企業様にプレスリリースサービスを使っていただきたいという考えが強くなっていたところにPRTIMESを利用していただいているLIFE STYLE株式会社様のサービスを知り、提携にいたりました。
弊社としてはVRコンテンツの導入によって直接的な収益を得ようということはあまり考えておらず、裾野を広げるための手段と考えています。(山口氏)
360度の空間をスマホで簡単に閲覧できるLIFE STYLE社のVR「Flic360」は、レストランや旅館、結婚式場など、事前予約が必要なサービスのプロモーションにおける効果を期待できます。