Linuxでswap最適化を行って物理メモリを限界まで使い切る
2016/03/25
Linuxでサーバを運用していると、メモリ不足でSwapが発生することがあります。で、このSwapなのですが、発生頻度を少しだけ調整できます。デフォルト設定だと、物理メモリに余裕があってもSwapが発生します。これを調整すると、少しだけSwapの発生を抑えることができます。
設定しておくと幸せになると思います。
■パラメータ
下記のファイルに0〜100の数値が記載されています。
/proc/sys/vm/swappiness
この数値を0にすると、物理メモリを使い切るまでSwapを発生させません。100にすると、とにかくSwapするようになります。パフォーマンス激落ちです。デフォルトは60です。この数値を0にしてしまえば、メモリを最大まで使い切るようになります。
■一時的に有効にする
以下のコマンドをrootで実行します。一時的にシステム全体の設定を変更することが可能です。
echo 0 > /proc/sys/vm/swappiness
ただし、この方法だとサーバ再起動をすると設定が消えてしまいます。
■恒久的に有効にする
/etc/sysctl.confに以下のように追記して設定します。
vm.swappiness = 0
以下のコマンドで設定を再読み込みして完了です。これでサーバ再起動をしても設定が消えることはありません。
sysctl -p
調整すると少しだけ幸せになるかもしれないですね。参考にしてみてください。
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megane
エンジニア歴13年位です。PHPとかMysqlを使ってWebシステムを構築します。 Javaも書きます。 CakePHPも使います。 サーバのチューニングもごりごりやります。
あと、お肉と自動車が好きです。Twitterとか申請どうぞ。
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