宇宙から流れ星観測 千葉工大のカメラ打ち上げ成功
宇宙から流れ星の観測を目指している千葉工業大学が開発した特殊なカメラが宇宙輸送船に搭載され、日本時間の23日、アメリカのフロリダ州からロケットで打ち上げられました。3度目の挑戦で打ち上げに成功しました。
千葉工業大学は国際宇宙ステーションから流れ星を観測するための特殊なカメラを開発し、アメリカで宇宙輸送船に搭載され、おととしと去年の合わせて2回、打ち上げが行われましたが、いずれもロケットの爆発で失敗しています。
3回目となる打ち上げがアメリカのフロリダ州にある空軍基地で行われることになり、千葉県習志野市の大学のキャンパスには、インターネットの中継を見守ろうと、大学の関係者や一般の人たちおよそ250人が集まりました。
カメラを搭載した宇宙輸送船は、日本時間の23日昼すぎにロケットで打ち上げられました。そのあと、宇宙輸送船は、予定どおりロケットから切り離されて打ち上げは成功し、会場に集まった人たちからは歓声が上がっていました。
カメラは来月、国際宇宙ステーションのアメリカの実験棟に設置され、2年間、流れ星を観測する予定です。
打ち上げを見守った大学1年の男子学生は「失敗が続いていたが、3度目の正直で成功してよかった」と話していました。
プロジェクトのリーダーを務める千葉工業大学の荒井朋子上席研究員は「ようやく打ち上がり、本当にほっとしている。ようやくスタートラインに立てたので準備を進め、観測を始めたい」と話していました。
3回目となる打ち上げがアメリカのフロリダ州にある空軍基地で行われることになり、千葉県習志野市の大学のキャンパスには、インターネットの中継を見守ろうと、大学の関係者や一般の人たちおよそ250人が集まりました。
カメラを搭載した宇宙輸送船は、日本時間の23日昼すぎにロケットで打ち上げられました。そのあと、宇宙輸送船は、予定どおりロケットから切り離されて打ち上げは成功し、会場に集まった人たちからは歓声が上がっていました。
カメラは来月、国際宇宙ステーションのアメリカの実験棟に設置され、2年間、流れ星を観測する予定です。
打ち上げを見守った大学1年の男子学生は「失敗が続いていたが、3度目の正直で成功してよかった」と話していました。
プロジェクトのリーダーを務める千葉工業大学の荒井朋子上席研究員は「ようやく打ち上がり、本当にほっとしている。ようやくスタートラインに立てたので準備を進め、観測を始めたい」と話していました。
カメラですい星などを2年間観測へ
千葉工業大学は、流れ星を宇宙から観測し、その光を科学的に分析するプロジェクトを計画し、僅かな光でも捉えることができる特殊なカメラ「メテオ」を開発しました。
具体的には、すい星や小惑星から放出されたかけらが大気圏に突入するときに燃え光る現象を国際宇宙ステーションに設置したカメラで窓越しに2年間観測し、光の明るさや波長を詳しく分析することで、どのような物質であるかを調べます。
1台目のカメラはおととし10月、宇宙輸送船に搭載され、アメリカで打ち上げられましたが、直後にロケットが爆発しました。さらに去年6月、2台目のカメラの打ち上げでもロケットが2分後に爆発しました。今回のカメラは3台目で、大学によると、これまでの2台に比べ、より広い視野で流れ星を観測できるようレンズを改良しているということです。
具体的には、すい星や小惑星から放出されたかけらが大気圏に突入するときに燃え光る現象を国際宇宙ステーションに設置したカメラで窓越しに2年間観測し、光の明るさや波長を詳しく分析することで、どのような物質であるかを調べます。
1台目のカメラはおととし10月、宇宙輸送船に搭載され、アメリカで打ち上げられましたが、直後にロケットが爆発しました。さらに去年6月、2台目のカメラの打ち上げでもロケットが2分後に爆発しました。今回のカメラは3台目で、大学によると、これまでの2台に比べ、より広い視野で流れ星を観測できるようレンズを改良しているということです。