私たち Evernote チームは、世界中にいる数多くのユーザの生活に影響を与える仕事をしています。これだけの数のユーザとつながるには、特別なリーダーシップが必要です。これまでの成功を土台に Evernote をさらに発展させられるだけではなく、会社全体の次のビジョンを見据えられる、強さと柔軟さを兼ね備えたプロの集団でなければなりません。
私はその両方ができる最高の人材を探し、新しいリーダーシップチームを結成しました。本日ご紹介する、Google、Skype、HP、Logitech、Microsoft、Motorola、VMWare といったグローバル企業から集まった 7 名のメンバーは、素晴らしい顧客体験の創造、クラウドサービスの拡大、ブランド価値の向上、および人材育成の分野のエキスパートです。彼らは Evernote のエンドユーザを常に意識しながら、各チームを率いると同時にそれぞれ現場で一緒に汗を流しています。
プロダクトチームを率いる Erik Wrobel は、約 20 年に渡りプロダクト・マネジメントに携わってきた豊富な経験を持ちます。直近にプロダクト統括責任者を務めた VMWare では、最初にクラウド管理製品のラインを立ち上げ、技術力の高いエンジニアチームと一緒に働いてきました。技術畑で培った豊富な経験と知識を Evernote に持ち込み、今後のビジネスを導くためのノウハウを提供してくれます。
Evernote は中国で 1,600 万人の登録ユーザを抱えており、「印象筆記」という独立したビジネスを運営しています。中国チームの新しい責任者である Raymond Tang は、Nokia や Microsoft など IT 業界で 20 年以上勤務してきた経験を持ちます。複数の異なるチームと上手く連携できる Raymond の能力は、Evernote で働く全員が一つのチームとしてまとまり、中国で急成長する私たちのビジネスのさらなる規模拡大のために必要不可欠となります。
マーケティング部門を率いる Andrew Malcolm は、ビジネスとしての成長を見据えながら、同時に細かな戦略にも自ら取り組んでいます。彼は入社してから最初の 100 日間で、既に Evernote のブランドストーリーを進化させ、新興市場のトレンドの特定やマーケティングインフラストラクチャの刷新、そして新規ユーザに Evernote の価値をより早く実感してもらうことなどに大きく貢献してくれています。ユーザ数が毎年 40% 増加していた Skype 時代の彼の経験はこの先見据える急成長のマネジメントをしていく一つの土台となり、技術系投資ファンドの Silver Lake での経験も、市場の変化をより広い視点で考えるのに役立ちます。
テクニカル・オペレーション部門の新しい責任者である Ben McCormack は、多様な顧客ベースのニーズをサポートするための大規模インフラの構築と運用を行ってきたスペシャリストです。最近ではクラウドコンピューティングの分野で豊富な経験があり、私たちが Evernote サービスの未来のアーキテクチャについて考えていくうえで必要な知識を持ち合わせています。
優れたユーザ体験は、素晴らしいデザインから始まります。Nate Fortin は、早期のプロトタイピングにさらに注力する習慣をデザインチームに持ち込むことで、ユーザの意見や感想を定期的に集めながら Evernote 利用時の体験の質をさらに高めています。彼には、Motorola 社でモバイル市場向けのデザインを指揮した豊富な経験があります。評価の高いスマートフォン「Moto X」モデルやスマートウォッチの「Moto 360」を見れば、常にデザインに意味を求める彼のアプローチが分かります。
チームの一員として働けるリーダーの参画により、Evernote は常に革新し、前を向き、チーム全員が最高の仕事をするためのサポートができる企業文化を目指しています。同時に、事業の成長を管理していくうえで必要な能力も培っていかなければなりません。人事部門を新たに統括する Michelle Wagner は、様々なソフトウェア企業で人事業務に従事した約 20 年におよぶ経験を活かし、会社の成長と優秀な人材の獲得に注力していきます。
そして最後に、Azmat Ali がブランド部門の責任者に就任しました。HP や Logitech などの大手 IT 企業でマーケティング業務に 20 年間従事した経験がありますが、スタートアップ企業が似合うエネルギッシュな所が彼の特長です。UE Boom 製品からインスパイアされた斬新な Boom Bus のアイデアを形にしただけでなく、その Boom Bus を運転してカリフォルニアの沿岸を行き来してしまうようなリーダーです。これからの Evernote での活躍が、私もとても楽しみです。
以上の有能な幹部社員が、Evernote で 6 年目を迎えるベテランでエンジニアリング部門責任者の Seth Hitchings と、Evernote 社内でも人望の厚い CFO(最高財務責任者)の Jeff Shotts を含むグループに加わりました。Evernote を作った素晴らしい創業者グループから新しい世代のリーダー達にバトンが渡った後も、私たちは今までの歴史を忘れることはありません。
私は、彼らが同僚であることを誇りに思います。人間の知識と創造力も大きく進化している今の時代に、私たちは何億人もの人々の生活をより良くする製品、組織そしてブランドを構築しようとしています。これで Evernote のビジョンを力強く描けるチームが揃ったと実感しています。
Evernote CEO
クリス・オニール
※ 本記事は 英語版ブログ記事 の翻訳です。
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