113番元素 元素名と元素記号の原案提出
理化学研究所は18日、森田浩介グループディレクター(59)らのチームが命名権を獲得した原子番号113の新元素について、元素名と元素記号の原案を国際純正・応用化学連合(IUPAC)へ提出したと発表した。IUPACの要請で、原案の内容は明らかにしていない。
原案が提出されると、IUPAC内部での約6カ月間の審査後、正式決定される。IUPACの規定では、元素名は神話や地名、科学者などにちなむことになっている。
森田さんらは露米チームと113番元素の発見を競っていたが、IUPACが昨年末、森田さんらの発見を認めると発表した。【斎藤広子】