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外相 最高人民法院の尖閣管轄権発言で中国側に抗議
3月15日 10時52分

岸田外務大臣は、中国の最高裁判所にあたる最高人民法院のトップが、沖縄県の尖閣諸島の近くで起きた貨物船の事故を巡る裁判の事例を挙げ、「この海域への中国の管轄権を示した」と述べたことに対し、「極めて遺憾だ」として抗議したことを明らかにしました。
中国の最高裁判所にあたる最高人民法院のトップ、周強院長は今月13日、全人代=全国人民代表大会で、沖縄県の尖閣諸島の近くで、おととし、中国の漁船とパナマ船籍の貨物船が衝突した事故を巡る裁判で、中国の裁判所が和解を成立させた事例を挙げ、「尖閣諸島の海域に対する中国の管轄権を示した」と発言しました。
これについて岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、「事故の発生場所は尖閣諸島の領域外であり、接続水域でもない。国際法上、尖閣諸島とは関係ない場所での事故だと考えている」と述べました。
一方で、岸田大臣は「尖閣諸島は、国際法上も歴史的にもわが国固有の領土であり、わが国が有効に支配している。中国側の尖閣諸島に対する独自の主張は極めて遺憾で、すでに抗議した」と述べ、14日中国側に抗議したことを明らかにしました。

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