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JR貨物が積み荷の偏り防ぐ新装置運用へ
3月14日 20時21分

今月開業する北海道新幹線の安全性を高めようと、青函トンネルで線路を共有するJR貨物は、事故などにつながりかねない貨物列車の積み荷の偏りをチェックする装置を設置し、14日、現場の担当者への説明会を開きました。
今月26日に開業する北海道新幹線では、青函トンネルを含む区間がJR貨物と線路を共有していて、貨物列車でもミスやトラブルがあると重大な事故につながりかねず、双方の安全性を高めることが課題になっています。
このうち、貨物列車では4年前、北海道で脱線事故があった際、コンテナへの荷物の積み方が偏っていることが原因の可能性が高いと指摘されました。このため、JR貨物は貨物列車が線路を走行する際のレールのたわみを測定することで積み荷の偏りを防ごうという新たな装置を開発し、北海道側と本州側にそれぞれ2か所ずつに設置しました。
14日、JR函館貨物駅で説明会が開かれ、基準値を超えた場合にアラームで異常を知らせる仕組みなどが現場の担当者に紹介されました。この装置は今月18日から本格的に運用が始まる予定で、JR函館貨物駅の高橋寅政駅長は「まもなく新幹線が開業するので、より一層安全に気を遣っていきたいです」と話していました。

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