先日発売の、「幸せになる勇気」を読みました!
その中に、「子供の問題行動5つの段階」みたいなのがあって、それが個人的にとってもなるほどなーと思ったのでご紹介してみます。
先日発売開始された「幸せになる勇気」を今読んでるんだけどね。この中に「子供の問題行動」には五つの段階があるって書いてあったのね。それがとても興味深い
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
1「称賛の要求」つまりもっと褒めてくれという段階。そのためにいい子を演じたりする。あるいは親や教師の言うことにとにかく従おうとする。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
2「注目喚起」せっかく褒めてもらえるための行動をしたのにそれが達成されたなかったとき、褒められなくてもいいからとにかく目立とうとする。積極的な子の場合はルールを破ったりいたずらをして注目を得ようとする。消極的な子は学力が異様に低下したり忘れ物を繰り返したりしてできない子を振る舞う
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
3「権力争い」
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
注目を集めようとしたのにそれでも思ったように注目してもらえなかったとき、今度は親や教師を攻撃し始める。
積極的な子なら親や教師を口汚ない言葉で罵ったり反抗する。
消極的な子ならとにかく無視を決め込む。ふさぎ込む。引きこもる。
4「復讐」
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
権力争いを挑んだのに、親はやっぱり注目してくれない。それどころか、親の力を駆使して制圧しようとしてくる。
そうなると子は今度は親に復讐を企てる。
積極的な子なら暴力暴言がエスカレートして反社会的なグループに属す。
消極的な子なら自傷行為や不潔・グロテスク趣味などに走る
このように、親が子の「ありのままの姿」をしっかり受容できていない場合、子は自分の独自性を守るために、様々な行動をとって戦おうとします。
しかしそれらを全てやっても、親が子を受け入れなかったとき…
5「無能の証明」
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
最終段階。
これまでのどれを通しても親が自分を見てくれないときに陥る段階。
人生に絶望し、自分のことを心底嫌いになり、自分には何も解決できないと信じ込む。そしてこれ以上の絶望を経験しないために、あらゆる課題から逃げ回るようになる。
周囲には自分はこれだけ無能なのだから課題を与えないでくれと表明するようになる。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
最終的に子は、「無能の証明」を図ろうとするそうです。
そこで彼らは、自分がいかに無能であるか、ありとあらゆる手を使って証明しようとします。あからさまな愚者を演じ、なにごとにも無気力になり、どんな簡単な課題にも取り組もうとしなくなる。やがて自分でも「愚者としてのわたし」を信じ込むようになる。by哲人「幸せになる勇気」
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
ここまでを読んで気付いたことがありました。
僕は今まで占い相談してて、どうしても苦手だと感じていたお客さんがいた。それは、「自分には何もできないんです」と表明してくるお客さんだった。いわゆる占いジプシーとかにはまっちゃうお客さんがそういう方が多かった。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
昔の僕はそういうお客さんに、「弱音をはくんじゃねえぼけー!!」みたいなテンションで接してしまっていたように思う。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
そう、昔の僕は、「占い依存気味なお客様」のことをすごく嫌がってました。
こういうお客様は、「自分で考えることを放棄し」「占いに全てを決めてもらおう」という姿勢が強かった。
僕が「少しは自分で考えなさい」ということを告げると、このタイプのお客様は決まってテンプレのように、「でも」「だって」と繰り返し、自分はいかに無能であるか、自分はいかに自分で判断することができないほど無力であるかを語っていた。
その姿勢が僕はすごく嫌いだった。
苦手だった。
だから、すごく遠回しに「お前は本当にダメなやつだな」「どうしてもっと自分で考えられないんだ」「そのネガティブ思考をやめんしゃい」みたいな姿勢で彼らと接してしまっていたように思う。
だけど今にして思えば、それは「相手の無能さの肯定」になってしまっている。
それではダメじゃないか。
「無能を証明しようとしている相手」に対して、「全くお前ってやつはどうしてそんなに無能なんだ」という態度で接してしまったら、ダメじゃないか。
そう気付いた。
本書によれば、教育の理想的な姿とは、
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
「教育者側が生徒に対して『敬意』を抱くこと」
だと書いてあった。
これは学校に限らず、親子関係においてもそう、会社の先輩と後輩でもそう、恋愛でもそう、全てにおいて「相手への敬意」をもたなければいけないみたいなことが書いてあった
それはまぁ、確かにそうだなーと僕も思うんだけど、でもじゃあ具体的にどうしたらいいんだろうってのが、いまいちパッと浮かばなかったんだけど、その答えはやはり本書の中にあった。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
本書の中で哲人さんは青年さんのことを「尊敬している」と語っていた。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
「私はあなたのことを格下とは思っていない」
「あなたから学べることがたくさんあると感じている」
「だから私とあなたは対等である」
みたいなことが書いてあった。
この、「相手から学べることを探そうとする姿勢」これこそが、敬意を持つために念頭におくべきことだよなーと思った
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
相手から「何かを学ぼう」という姿勢を見せる。
そうすれば、それは自然と相手への「敬意」となるだろう。
そうすれば、そういう相談者が抱える「無能である」という前提を自然と否定することができるだろう。
そうすれば、相手に自然と自信を取り戻してもらうことができるだろう。
こうすれば相手のためにもなるし、僕自身の学びの範囲を広げることもできるだろうし、きっと良いスパイラルが起こせるはずだ!
もっと優しい占い師さんになろーっと!
みたいなことを思いました。まる。
— 中川龍 (@dshocker) 2016年2月27日
おしまい( `・ω・´)