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 大阪・梅田の国道176号交差点で乗用車が暴走して運転手を含む2人が死亡し、1人が重体、8人が重軽傷を負った事故で、大阪府警は26日、司法解剖の結果、車を運転していた男性の死因が大動脈が破れたことによる病死だったと発表した。男性が事故直前に突然発症し、意識不明の状態で交差点に進入したとみている。

 府警によると、運転していたのは奈良市学園大和町3丁目のビル管理会社長、大橋篤さん(51)。目立った外傷はなかったが、搬送される際に心肺停止の状態で、事故の約3時間20分後に死亡が確認された。

 司法解剖で、大橋さんは心臓から腰の付近の血管が破れる大動脈解離を発症し、流れ出た血液が心臓を圧迫する心タンポナーデで死亡したことがわかった。