フリーエンジニアが知るべき、C#案件のトレンド、特徴、単価相場とは

C#
2016年02月24日 エンジニアスキル

近年モバイル開発の需要は増々増える中、どのようなプログラミング言語で記述すれば、効率的に、優れたプログラムを書くことができるのでしょうか。もちろん、ほとんどのデバイス上で動作するJavaという選択肢もありますが、モバイル開発に適したプログラミング言語もあります。それがC#です。
フリーランスエンジニアにとってプログラミング言語の選択と習得は大きな投資であり、自分が最も得意とする言語と近いものというのも一つの選択基準ですが、ニーズが高くて、学習が比較的簡単なものを選ぶことも一つの戦略でしょう。今回はそんなC#について言語の特徴を紹介していきます

C#とは

C#は、マイクロソフトが開発したプログラム言語です。
ある意味C++の進化形であり、Javaの影響を大きく受けている言語です。C++は高い機能性を持ち、記述の自由度は高いのですが、メモリの管理が自動化されていないため、少し間違うだけでメモリを使い尽くすプログラムができてしまいます。
これはメモリの容量が少ないモバイル機器にとって致命的な欠陥です。C#は、この点を改善しています。また、Javaはどんな環境でも実行できるという理想ゆえに、どうしても機能が最大公約数的になり、思いどおりの機能を実現するには不向きです。C#は、まさにC++とJavaの欠点を補う、モバイル開発に適した言語なのです。

C#の特徴とは

マイクロソフトが開発したプログラム言語

C#は、マイクロソフトが開発し、多くのマイクロソフト製品で採用されています。Windows 8はもちろんですが、その前のVistaや7の頃から、開発の基本はC#でした。そしてWindows Phone。タブレットのWindows RTなども当然C#で開発します。またマイクロソフトのサーバー環境であるASP.netでもC#は使われています。XBOXのゲームもC#で作ることができます。
私たちの周りにはサーバーからPC、ゲーム機にスマホやタブレットまで、気がつけばあらゆるところにマイクロソフト製品があり、それらすべてでC#が使われているという状況になっています。

Javaに似ている

C#はパソコン、サーバ用のプログラム開発向けの言語で、オブジェクト指向に関数型言語の要素を取り入れて発展させた言語です。名前的に、C言語に似たような言語に見えますが、実際はJavaの内容に似ており、Java、C++、VBの良い点を集めたような言語と言われています。中間コードに翻訳してVMで動くところや、クラスの振る舞いなどがJavaに似ているため、Javaを知っている人は悩むことなく学ぶことが出来るかもしれません。

共通中間言語

C#の特徴としては共通中間言語( Common Intermediate Language:CIL)にコンパイルされて実行される点もあります。共通中間言語にコンパイルされたコードは共通言語基盤(Common Language Infrastructure:CLI)にて実行されます。C#の共通言語基盤で最も有名なものが「.NET Framework」です。つまりC#は.NET Framework上で動く、もしくは.NET Frameworkと一緒に利用するものと理解するのが良いと思います。ただし、.NET FrameworkはWindows用のものしかありません。そのため「Mono」という.NET Framework互換のオープンソースが提供されており、Windows以外の環境でもC#が使えるようになっています。またC#はWindows環境のWEBアプリケーション開発以外にXamarinやUnityなどのクロスプラットフォームでの開発で利用されています。スマートフォンアプリの開発でも利用できる言語ですので、押さえておいても良いでしょう。

C#のトレンドとは

2012年にWindows8の開発完了が発表されましたが、WindowsストアアプリはほとんどC#で書かれているとも言われ、C#に注目が集まりました。モバイル開発においても、ガベージコレクションなどの高度な実行環境があることや、そのポータビリティの良さ、オブジェクト指向性があり、カプセル化できるなどの特徴が支持され、数多くあるプログラミング言語の中からC#が選ばれています。実際にプログラミング言語人気ランキングでも、常に上位をキープしており、利用者が多いという結果も出ています。Webやクラウドを通じた分野が得意な言語で、今では多くの場所で使われており、サーバ、Webアプリ、クラウド、ゲーム、モバイル、組み込みなど多くの場所で活躍できる言語です。比較的新しい言語で、年々進化している言語なので、これらからC#の需要が高まることは間違いないでしょう。

C#の求人トレンドとは

C#はマイクロソフトの製品、そして、サーバー環境の開発言語として広く利用されています。スマートフォンなど低スペック端末への需要から、エンジニアにとって高い将来性が見込める言語といえるでしょう。転職活動においてはSQLなどのデータベースソフトの構築運用経験者、要件定義や設計分野の実務経験者、プロジェクトリーダー経験者などが優遇される傾向がみられます。さらに有利な転職を目指すためには、Cファミリー全般に対応できるようにしておいたり、Webアプリケーション・Windowsアプリケーション開発の経験を積んでおいたりするとよいかもしれません。
また、先にもお伝えした通り、C#はC、C++をベースにしつつJava風の機能や表記が盛り込まれているため、Javaが出来る方であれば比較的スムーズに移行が出来る言語です。Microsoft .NET環境向けソフトウェアを開発をする大手ベンダーの求人が多数です。
このように、求人に関しては、様々な開発での求人があります。WEBアプリケーションの開発や、通販関係などのアプリ開発、金融系システム開発、経理システム開発のプログラマーなど、利用できる場面は様々です。自分のスキルを活かせる転職先を探しましょう。

C#求人案件の単価相場は?

フリーのエンジニアが受け取る報酬の相場は一般的にプログラマで「40~60万」、システムエンジニアで「60~80万」と言われています。もちろんスキルや時間によりますが、一般的にはC#ですと一人前のエンジニアでだいたいの相場は月60万円~高い方で100万円程です。スマートフォンなど低スペック端末への需要から、エンジニアにとって高い将来性が見込める言語といえるでしょう。また、Javaの影響を大きく受けている言語ということもあり、
Javaを知っている人は悩むことなく学ぶことが出来ます。

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まとめ

C#はモバイル開発に適したプログラミング言語として、今後高い将来性が見込める言語です。プログラミング言語人気ランキングでも、常に上位をキープしており、利用者が多いという結果も出ています。ぜひ習得し、お仕事を探してみてください。
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