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獺祭の酒粕と虎ふぐを使用、2000円の至高ラーメンを食べてきた

2016年2月24日 10時00分

ライター情報:寺西ジャジューカ

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結局、ラーメン以上の大衆食はないと思う。注文したら早く出てくるし、おいしいし、安い。我々の強き味方です。

一方で、ラーメン界は興味深きチャンレンジをしているらしい。ラーメンブームの火付け役「麺屋武蔵」高田馬場店が2月25~28日の期間限定で提供する『獺祭酒芳(さけかおる)河豚ら~麺』(2000円)が、凄いのです。まずは、画像をご覧ください。

このラーメンには、いくつかの特色がある模様。最も大きなウリは、日本酒のトップブランド「獺祭」とのコラボレーションでしょうか。

山口県の名産品をラーメンに


獺祭の中でも全体の2%しか生産されない「獺祭 磨き二割三分 遠心分離」。酒を搾る際、通常は酒袋に入れ圧力をかける方法をとりますが、この商品では遠心分離機によって酒を搾っている。結果、こういう酒粕が誕生します。

これをパクっと口にしました。……おわっ。香りは芳醇だし、シャーベットみたい!
「酒袋に入れたもろみに圧力をかけ、搾り出すのが普通の酒粕のとり方。でも良いお酒の場合は袋内で潰しておき、圧力ではなく重力で搾り出すんです。だからいい酒粕って乾いてなくフレッシュな状態なんですが、常に潰して外に置いておくと酸化するじゃないですか? あと、袋の香りが移らないとも言えない。そこで獺祭が目を付けたのが、遠心分離機でした」(麺屋武蔵・伊都木社長)
遠心分離器によって高速回転させ、酒と酒粕を分離させる。中は真空状態なので、鮮度が保たれる。最もダメージを与えない方式と言えるでしょう。この酒粕が、今回のラーメンには使用されています

獺祭が作られているのは、山口県岩国市。今回、この酒粕に合わせる食材として、同じ山口県の名産品であり、いま一番の旬を迎えている「ふぐ」が選ばれました。獺祭の製造元「旭酒造」御用達のふぐ料理専門店「栄ふく」から、極上の虎ふぐを仕入れています。
「旭酒造の桜井社長は地元の名士で、山口県のあらゆるおいしいのを体験されています。
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ライター情報: 寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行を敬愛する。好物=局アナ、篠田麻里子

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