横田基地ゲリラ事件で捜索
米軍横田基地(東京都立川市、福生市など)で2013年に発生したゲリラ事件で警視庁公安部は23日、都内や横浜市、千葉県市川市内にある過激派「革労協反主流派」の非公然拠点3カ所を銃刀法違反(発射など)容疑で家宅捜索した。また、捜索の際に捜査員に暴行したとして、同派の活動家で60代の男女6人を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。反主流派内の非公然組織「革命軍」の最高幹部が含まれているとみて確認している。
捜索容疑は13年11月28日、米軍横田基地に向け、飛しょう弾を発射したとしている。捜索では1カ所の拠点から飛しょう弾の部品のようなものが見つかったという。
事件では飛しょう弾が2発発射され1発が基地内に着弾、数日後に反主流派が犯行声明を出した。
同派は5月の伊勢志摩サミットに向け、機関紙などで「サミットを爆砕する」などと主張を過激化させており、公安部は警戒を強めている。【堀智行】