ブログとか読んでると、色んな人が色んな経験から色んなことを語っていて面白いですよね。
その中でちょこちょこ出てくる「これをやっておくべき」「できるならやっておいた方が良い」みたいなものを読んで考えるときに意識してることについてです。
そういう紹介系の記事に対する批判ではなくて、あくまで受け取る側のスタンスについての話です。
やっておいた方が良いことは数えきれないぐらいある
色んな方が紹介されていることはおそらく実体験に基づいていることであって、きっとその人が行っているようにすると何かしらの恩恵が得られることがあるのもおそらく事実です。
とはいえ、一方で生きていく中で必須なもの、できないと本当に困ることなんてものは実は限られていると思っていて世の中の成功者とかロールモデルになるような人もある側面ではそういう武器みたいなものを持ちつつも他のところには手が伸びてない、みたいなことも往々にしてあるはず。
僕も大学で「これやった方がいいよ」みたいなことをたくさん聞いてきましたが全部を全部やってきたわけではありませんし、そのうちの一部にしか触れてないにも関わらずそれなりの水準で納得できるレベルの人生を送っています。
もし言われたことをきちんと全部しているならば、
運転免許をしっかり取って学業では好成績を取りつつ英語に堪能になり海外留学もすれば、一方で「これからは中国が来る」というのも踏まえて中国語もマスターする。そこに飽き足らず学生の内から起業して事業運営を行ったかと思えばプログラミングを身につけボランティアを通して社会に貢献して、、、
みたいな凄まじい生活を送ることになっていたと思います。
まあそんな生活できるわけないんですが。。。
英語を武器にしている人もいれば、学生起業家として学生時代からばりばりやっている人もいたりして「これやってみるといいよ」ということを言ってくれるわけですが、助言はありがたく受け取りつつも「別にそれしなくても自分には自分のやり方があるしな」ということも思ったり。
自分の価値観で取捨選択しよう
自分の成功体験が他者にも当てはまると限らないんだからそういう無責任な紹介とかは辞めよう、という話ではなく受け取る側としてそれらをいかに取捨選択していくかということころが大切だと思いますね。当たり前のことなんですが。(むしろ、そういう情報提供はたくさんしてほしい。)
なかなか、この「自分の価値観」みたいなのを考えるのは難しいんですが、安易に他人の解答を自分に当てはめないというか、本当に自分にとってどうなのかということを考えた上で判断しないとな、と。
やっておいて損することってあんまりないと思いますけども、ゴールが明確な人ほど物事の重要度がはっきりするわけですからそういう意味ではとりあえず色々やることは結果として遠回りになる可能性も否めません。Connecting the Dotsみたいな形で巡り巡って役に立つことも一方ではあるんですが。
何が言いたいのかあやふやになってきましたが、
大体の分野において他人がやってるからと言って焦って自分もしないといけなくなるなんてことを考える必要なんてないんじゃないの、ということと
自分にとっての最適解は何かということを考え続けるということは大事だな、と思います。
「これをできないと必ず不幸になる」とかそんなにないと思いますし。
ちなみに前者の話は、前記事の就活生の話にも通じますが「とりあえずエントリー」「とりあえずOB訪問」「とりあえず大企業」にもつながるかな、と。
行くこと自体は決して悪いことではないんですがその意味とか目的を自分の頭で考えた上で実行するかどうか、というところには大きな差があるはずです。
いずれにせよ、「あの人ができている(やっている)ものを自分はやっていない」とか「あれもこれもやっておいた方がいいのか」みたいなことはそんなに考える必要はなくて自分のものさしに従って生きていった方が幸せなんじゃないの、と思います。