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ダイオウグソクムシが脱皮 国内で初確認
2月13日 21時09分

ダイオウグソクムシが脱皮 国内で初確認
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詳しい生態が解明されていない深海の生物、「ダイオウグソクムシ」が脱皮する姿が12日、三重県鳥羽市の水族館で確認されました。水族館によりますと、ダイオウグソクムシの脱皮が確認されたのは国内で初めてだということです。
ダイオウグソクムシは、メキシコ湾などの深海の海底に生息するダンゴムシの仲間で、大きなものは50センチほどに成長しますが、詳しい生態はまだ解明されていません。
鳥羽水族館で飼育されている8匹のうち雄の1匹が、12日午前7時半ごろ脱皮を始めているのを飼育員が確認しました。そして、ゆっくりと体をよじりながら白くなった殻を脱ぎ、およそ7時間かけて体の後ろ半分の殻を脱ぎました。
ダイオウグソクムシは体の前と後ろで半分ずつ脱皮するということで、水族館は残りの部分の脱皮がいつになるか、引き続き観察することにしています。
水族館によりますと、国内ではおよそ20の水族館がダイオウグソクムシを飼育していますが、脱皮を観察した記録はなく、今回確認されたのは初めてだということです。
鳥羽水族館の学芸員、森滝丈也さんは「脱皮していく姿を見て感動した。謎に満ちた生態を知るうえで手がかりになるのではないか」と話していました。

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