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福島・浪江町 避難生活の児童つなぐ文集完成
2月12日 21時36分

福島・浪江町 避難生活の児童つなぐ文集完成
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原発事故の影響で各地で避難生活を送っている福島県浪江町の小学校の子どもたちが、近況をつづった文集が完成し、子どもたちの元へ届けるための発送作業が行われました。
福島県浪江町は原発事故の影響で今も全域に避難指示が出され、震災当時90人余りが在籍していた請戸小学校も休校が続いています。
小学校では、子どもたちどうしの絆を保とうと、児童がそれぞれの近況を記した文集を完成させ、12日、学校の事務局がある福島県二本松市で発送作業を行いました。
文集の作成にあたり、学校は当時の在校生と入学予定だった子どもの合わせて130人ほどに文章の提出を呼びかけ、およそ50人から寄せられました。
文集には、子どもたちが避難先の学校の部活動で甲子園を目指して野球の練習に励んでいる様子や、新たにできた友人と楽しく過ごしている様子などが、73ページにわたって掲載されています。
震災当時の6年生の担任教師は、「立派になった姿が分かってうれしいです。新たな環境で必死に頑張ってきた子どもたちに文集を早く届けたいです」と話していました。
請戸小学校の小山智恵子校長は、「つらい記憶を思い出したくなくて、作文を送ってこなかった児童もいるようです。文集を読んで、自分も頑張ろうと思ってもらえたらうれしいです」と話していました。

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