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ユーロ圏GDP伸び率 プラス0.3%2月12日 20時59分
単一通貨を導入しているユーロ圏の去年10月から12月までのGDP=域内総生産の伸び率は、前の3か月と比べ実質でプラス0.3%と、プラス成長を維持しましたが、世界的な金融市場の混乱などで、ユーロ圏の景気の先行きに不透明感が増しています。
EU=ヨーロッパ連合の統計局が12日発表したところによりますと、ユーロ圏19か国の去年10月から12月までのGDPの伸び率の速報値は、物価の変動を除いた実質で、前の3か月と比べてプラス0.3%となりました。
これは、原油安で個人消費が堅調だったことなどが主な要因で、スペインがプラス0.8%となったほか、ドイツもプラス0.3%とプラス成長を確保しました。その一方で、フランスは、同時テロ事件の影響で観光産業などが打撃を受け、プラス0.2%と前の期から減速したほか、ギリシャは資本規制などの影響でマイナス0.6%と2期連続のマイナス成長となり、再び景気後退に入りました。
ユーロ圏では、中国経済の減速に加え、世界的な金融市場の混乱などで、景気の先行きに不透明感が増しています。こうしたなか、ヨーロッパ中央銀行は来月の理事会で追加の金融緩和に踏み切る可能性を示唆しており、どのような判断を示すのか注目されます。
これは、原油安で個人消費が堅調だったことなどが主な要因で、スペインがプラス0.8%となったほか、ドイツもプラス0.3%とプラス成長を確保しました。その一方で、フランスは、同時テロ事件の影響で観光産業などが打撃を受け、プラス0.2%と前の期から減速したほか、ギリシャは資本規制などの影響でマイナス0.6%と2期連続のマイナス成長となり、再び景気後退に入りました。
ユーロ圏では、中国経済の減速に加え、世界的な金融市場の混乱などで、景気の先行きに不透明感が増しています。こうしたなか、ヨーロッパ中央銀行は来月の理事会で追加の金融緩和に踏み切る可能性を示唆しており、どのような判断を示すのか注目されます。