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阪大教授を懲戒解雇

 大阪大教授ら3人が総額2億7500万円の研究費を不正に経理処理していた問題で、阪大は12日、大学院情報科学研究科の四方(よも)哲也教授(52)を懲戒解雇した。卜部格(うらべ・いたる)元教授(70)と50代の男性元助手はすでに退職しており、卜部元教授については名誉教授の称号を取り消した。阪大は「大学の秩序を乱し、名誉・信用を傷つけた」とし、刑事告訴を検討している。

     四方教授らは2002年度から、研究費を業者にプールする「預け金」などの会計処理を実施。うち約1100万円を別の研究材料の購入などに充てた。うち約66万円は、四方教授が設立に携わった会社の設立費用に使い、阪大は私的流用と認定した。

     14年12月に大学の監査室に通報があり発覚した。約1100万円について、四方教授らは返還の意向という。西尾章治郎学長は「教員としてあるまじき行為。不正使用根絶に全学を挙げて取り組む」との談話を出した。【吉田卓矢】

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