ニュース詳細
簡易宿泊所火災「放火の可能性高い」報告書公表2月12日 17時30分
k10010407141_201602121824_201602121825.mp4
去年5月、川崎市で簡易宿泊所が全焼し11人が死亡した火災で、川崎市消防局は火災の原因について、何者かがガソリンをまいて放火した可能性が高いとする調査報告書をまとめ、12日、公表しました。
去年5月、川崎市川崎区の簡易宿泊所「吉田屋」と、隣接する簡易宿泊所の合わせて2棟が全焼し、「吉田屋」を利用していた11人が死亡しました。
川崎市消防局は、現場検証や宿泊所の利用者など40人から聞き取りを行うとともに、「吉田屋」の1階部分を同じ大きさで再現して燃焼試験を実施し、火の燃え広がり方などを調べました。
その結果、火元とみられる1階の玄関付近でガソリンの成分が検出され、同じ条件で燃焼試験をしたところ、実際に起きた火災と同じように火が出て1分以内に火災警報器が鳴り、ほぼ同じ時間に1階の全体に火が燃え広がったことが分かったということです。
1階の玄関付近には火の気がないうえ、燃え広がり方が失火などの場合に比べて短時間だったことから、消防局はたばこや電気関係などの失火が原因とは考えにくく、何者かがガソリンをまいて放火した可能性が高いとする調査報告書をまとめ、12日、公表しました。
一方、警察は放火と失火の両面から原因を調べていて、川崎市消防局は「引き続き警察と連携を進めたい」としています。
川崎市消防局は、現場検証や宿泊所の利用者など40人から聞き取りを行うとともに、「吉田屋」の1階部分を同じ大きさで再現して燃焼試験を実施し、火の燃え広がり方などを調べました。
その結果、火元とみられる1階の玄関付近でガソリンの成分が検出され、同じ条件で燃焼試験をしたところ、実際に起きた火災と同じように火が出て1分以内に火災警報器が鳴り、ほぼ同じ時間に1階の全体に火が燃え広がったことが分かったということです。
1階の玄関付近には火の気がないうえ、燃え広がり方が失火などの場合に比べて短時間だったことから、消防局はたばこや電気関係などの失火が原因とは考えにくく、何者かがガソリンをまいて放火した可能性が高いとする調査報告書をまとめ、12日、公表しました。
一方、警察は放火と失火の両面から原因を調べていて、川崎市消防局は「引き続き警察と連携を進めたい」としています。