新橋の飲み屋街といえば、平日夜は会社帰りのビジネスマンであふれかえるにぎやかな一帯。どの店もそれなりに混みあっているのだが、1杯やりつつ、ちょいと変わり種メニューもたしなみたいという方には、ここ居酒屋「駿」がおすすめだ。
満員でぎゅうぎゅう詰めの店内をかきわけて、案内されたテーブルへと着席。各テーブルでつまんでる料理のいい匂いが、熱気とともに、店中に行きわたっていた。
▲つくね170円 鳥皮140円
つくねに鳥皮。まずは定番の焼き鳥をつまみにしつつ、ハイボールを呑む。
▲アジの骨せんべい 380円
じゃんじゃん追加でつまみを注文。アジの骨せんべい。
身をそいだあとのアジを、そのまま、まるっと揚げて塩をふったもの。よく揚がってるので、頭の先(無いけど)から、尾っポまでぼりぼりとすべて食べられる。
380円で4匹分も出てくるので、かなりのつまみ力を保有している。
▲だし巻き卵スープ仕立て 560円
じょじょに、店オリジナルのつまみへとシフトしていく。
ますは、鶏ガラスープに浸かっただし巻き卵。甘いだし巻きたまごが、塩気のきいたスープにたぷたぷに浸かっている。
居酒屋に入るととつじょ去来する汁もの欲と卵欲が同時に満たせるし、案外マッチしていて、おいしい1杯だ。
▲ハムカツポテトサラダサンド 460円
駿の人気メニューの1つ、ハムカツポテトサラダサンド。
その名のとおりポテトサラダを挟みこんだもので、たんなるハムカツでは考えられないほどの厚みを作りだしている。
見た目のインパクトもさることながら、味もいい。揚げて衣におさまったポテサラは、ほとんどコロッケ。とっても柔らかいコロッケといった感じだ。
▲濃厚鶏シチューラーメン 1,200円
お腹がすいてるなら、シチューラーメンを頼むといいだろう。
ブロッコリー、ニンジン、ジャガイモ、鶏肉と具だくさんのシチューに見えるけど
スープのなかに箸をとおせば、ラーメンが入っているのだ。シコシコとした歯ごたえの太麺だ。
一般的な甘めでとろみの強いシチューよりも、塩味が強くさらりとしてるので、ラーメンスープとして、麺とよく合うんだな。
白米とチーズも付いてくるのが嬉しい。
うまいうまいと飲み干すまえに、ある程度麺を食べたら、ご飯を入れて
チーズを入れて
思いっきりよく、かき混ぜる!
するとどうでしょう、チーズリゾットのような食欲そそるご飯の完成だ。
シチュー、ラーメン、チーズリゾットと一品で三度ウマいメニューなのだ。
▲アボカド唐揚げ 460円
最後にアボカドの唐揚げを頼んでみたら、たこちゃんウインナーのように切り込みを入れられたアボカドが運ばれてきた。お好みにおうじて、レモン汁をかけよう。
外側はパリッとあげられて暖かいのだが、内部の身はふんわりとやわらかい。
ちょっと変わってて、かつ、美味しいつまみが食べたいなら、新橋「駿」はおススメですよ!
取材したお店
作者:松澤茂信(まつざわしげのぶ)
東京別視点ガイド編集長。
るるぶとか東京ウォーカーが積極的に載せないようなとこばっかし巡ってます。
そういう人生です。けっこー楽しいです。
(編集:編集プロダクション studio woofoo by GMO)
東京別視点ガイド:http://www.another-tokyo.com/
Twitter:https://twitter.com/matsuzawa_s