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インフル感染拡大、全国で注意報レベル- 学級閉鎖などの措置は13倍に
インフルエンザの全国の定点医療機関当たりの患者報告数が注意報の基準値を上回ったことが29日、厚生労働省が公表した18日から24日までの週の患者報告で分かった。患者報告数は全都道府県で前週を上回り、全国の推定患者数も倍増。学級閉鎖などの措置は前週比で約13倍となった。【新井哉】
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18日から24日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週の約2.6倍の定点当たり10.56人を記録した。注意報の基準値(10.0人)を上回ったのは、昨シーズンよりも1カ月以上遅かった。
都道府県別では、新潟県が最も多く29.28人。以下は沖縄(18.22人)、青森(16.45人)、千葉(14.13人)、福岡(13.68人)、神奈川(13.06人)、岩手(12.75人)、埼玉(12.7人)、長野(12.67人)、秋田(12.22人)、岐阜(12.21人)、山口(12.04人)、愛知(11.92人)、北海道(11.91人)、茨城(11.9人)、東京(11.17人)、山梨(10.73人)などの順だった。
この週に全国の医療機関を受診した推定患者数は前週より約29万人増の約52万人。学級・学年閉鎖、休校となった保育所や小学校などの教育施設数は、前週に比べて約13倍の1268施設となった。
基幹定点医療機関からの入院報告数は前週比約1.6倍の453例で、年齢別では1−9歳が158例で最も多かった。インフルエンザウイルスの検出状況について、厚労省は「AH1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順」と説明している。
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