【世宗聯合ニュース】韓国の昨年の航空旅客数は約8941万人で、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの影響を受けたものの前年比9.8%増となり過去最高を記録した。国土交通部が28日発表した。
内訳は、国内線が約2798万人、国際線が約6143万人で、前年同期に比べそれぞれ13.5%、8.2%増加した。
同部は格安航空会社(LCC)を中心とした運航路線の拡大やウォン高、原油安による燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の負担軽減などが航空旅客数の増加につながったと分析した。
昨年、国際線の旅客数は初めて6000万人を超えた。オセアニア路線が13.9%、日本路線が12.9%、欧州路線が10.4%増加した。中国路線はMERSの影響で3.4%の増加にとどまった。
国際線旅客数全体に占める大韓航空とアシアナ航空の割合は49.6%で、LCCは14.6%、外資系航空会社が35.8%だった。
LCCが国際線旅客数に占める割合は前年比3.1ポイント上昇し、旅客数は37.6%増加した。
同部は、航空旅客数は今年も増加傾向が続くとした上で、今後1~2年の間に年間1億人時代が来ると見通した。