韓国と日本による宿命のライバル対決が、アジアのトップを決める舞台で再び行われることになった。韓国と日本のサッカー・オリンピック代表は30日夜11時45分(韓国時間)、カタールで行われているAFC(アジア・サッカー連盟)23歳以下チャンピオンシップ決勝で対戦する。日本は27日に行われたイラクとの準決勝で、後半終了間際のアディショナルタイムにMFの原川が決勝ゴールを決めて2-1で勝ち、6大会連続のオリンピック出場を決めた。韓国と日本がオリンピック予選の決勝で対戦するのは、1996年以来20年ぶりだ。
1996年の決勝では、後半37分に崔竜洙(チェ・ヨンス)=現FCソウル監督=がPKを決め2-1で韓国が勝った。勝利に感激した故・金泳三(キム・ヨンサム)大統領(当時)が崔竜洙に直接電話をかけ、その様子がテレビで中継されたエピソードも残っている。この時、金元大統領がPKをCKと勘違いし、崔竜洙に「素晴らしいコーナーキックだった」と語ったハプニングはその後も長く話題となった。