サッカー:「史上最弱」 U23韓国代表が汚名返上

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 2016アジア・サッカー連盟23歳以下選手権(AFC U-23)に出場した今回の五輪韓国代表チームに対する評価は「これまでで最弱」というものだった。実力が認められていた前後の世代に挟まれ、注目されない「サンドイッチ世代」とも言われた。

 そうした評価はあながち間違いではなかった。ファンの脳裏に刻まれるようなスター選手は事実上、皆無だったからだ。1989年生まれには「洪明甫(ホン・ミョンボ)チルドレン」と呼ばれる奇誠庸(キ・ソンヨン)=スウォンジー・シティ=、具滋哲(ク・ジャチョル)=マインツ=、キム・ボギョン=全北現代=がいる。彼らは2012年のロンドン五輪で韓国サッカー史上初めて五輪銅メダルを手にした。

 そして、「92ライン」と呼ばれる92年生まれには孫興民(ソン・フンミン)=トッテナム・ホットスパーFC=、李在城(イ・ジェソン)=全北現代=、金珍洙(キム・ジンス)=ホッフェンハイム=、ファン・ウィジョ=城南=などのスター選手がいる。だが、92年生まれ以降に対するスポットライトは、現在の五輪代表チームの主軸をなす93-95年生まれを飛ばし、「バルセロナ3人組」のペク・スンホ(97年生まれ)、イ・スンウ、チャン・ギョルヒ(以上、98年生まれ)などに当たっているのが現実だ。今の五輪代表でAマッチを経験したのは94年生まれのクォン・チャンフン=水原=だけだ。

 しかし、「サンドイッチ世代」という屈辱的な呼称にかえって彼らは一致団結した。五輪韓国代表チームは「これまでの散々な評価は今回で終わらせる」と覚悟を決めた。昨年3月に五輪韓国代表第1次招集で、ムン・チャンジン=浦項=は「過去最弱という言葉は逆に選手同士が団結するきっかけになる。今回は汚名をそそぐ」と語った。

ソク・ナムジュン記者
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