こんにちは。
昨日は東京ラブストーリーの25年後を描いた読切について
記事を書いてみました。
やっぱり一時代を築いたマンガだけあって
googleやyahooからの検索でこのブログに来た人も
多かったみたいです。
荒木師匠への反応が皆無だったのが残念でしたが。
さて。昨日はコンビニでこの読み切りを
速読みたく流し読みさせていただきましたが
どうせだったらきっちりと読んでみようと思い、
本日、掲載号の「ビッグコミックスピリッツ」を購入。
電車の中でじっくり読んでみました。
もう、店頭においている店も
かなり減っているみたいなので
本日はこのブログで今週号を買い損ねた人、
興味あるけど、わざわざ買って読むほどでもないという人に
物語を文章で解説しちゃおうかなぁと思います。
昨日も書いた通り、
物語は20代から50歳になった完治(カンチ)が主人公。
東京でひとり暮らしをしている20歳の娘に
結婚を前提に交際を続けている男性の話を
電話で告げられたところから始まります。
その相手の名前を聞いたところ
男性は「赤名アフリカ」という変わった名前だとの事。
娘の口から発せられた名前に完治の顔色がいきなり豹変。
その名前は25年前に同棲していた女性
「赤名リカ」が不倫と知りながら上司と関係を持ち
妊娠した息子につけたいと語っていたものだったからです。
マジかよっ!と呟き頭を抱えるカンチ。
っていうかそれを呟きたくなるのは読者の方でしょう。
娘の交際相手は、以前付き合った女性の息子。
偶然だけで物語が進む韓流ドラマも驚きの展開です。
赤名アフリカに会うため、娘のいる東京に
単身で向かうカンチ。飛行機の中ではその頃の回想。
-赤名リカ。
俺と付き合いながらも平気で何人もの男と寝ていた-。
※ドヤ顔で「ここにいる男全員と寝た」などと
誇らしげなリカのカット。
こんなことを口走っちゃう女でしたから。
あげく-。
妊娠しているけどあなたの子じゃないから別れてあげる。
※じゃあね、バイバイと寂しげに笑って手を振るリカ。
心底クズだな、このビッチ。
二股かけて別な男の子を妊娠して「別れてあげる」と
上から目線。こんなひどい女性がほんとにバブル期に
モテていたんでしょうか?
今風にいうとゲスの乙女極みだよマジで。
そんな複雑っていうかヘタしたらトラウマもんの
過去を引きずって息子のアフリカに会ってみたら
思わぬほどの好青年。彼については好感持てるけど・・・。
人のいいカンチは思い悩みます。
ここで娘に反対を示しても
9割以上の読者はカンチ側につくことでしょう。
カンチ、リカの関係を知っている妻に
どう説明をするべきかを考えている時、
スマホに電話の着信音。相手はもちろん赤名リカ。
25年の時を経てトラブルメイカー復活。
またよせばいいのにカンチもリカの誘いにのり、
リカの暮らしている農園兼自宅へ足を運ぶことに。
そこにいたのは自分と同じく50歳になったリカでした。
リカはカンチと別れた後、シングルマザーとなって
息子のアフリカを育てていたものの
名前のせいか小学校でイジメにあって不登校に。
その後、偶然住み込みのファーマー募集の張り紙を見て
農園に居を構えて現在に至っていました。
「身から出た錆」「自業自得」な過去だけど
まぁ現在、幸せでいる事を確認できたカンチは
なんとなくだけど安堵。んでもってカンチは
過去のわだかまりを捨て、日常に戻っていくのでした。
うん、いい話だ。
リカに「なんで俺達別れたんだっけ?」と問い
もう取り戻せない過去を思って
息がつまりそうな表情を見せた後、笑って
「そういう巡り合わせだったのよ」と答えるリカに
僕もちょっぴり胸がつまりましたけれど
あんたの場合は自業自得だからと
思い直しました。雰囲気に流されたらダメね。
昔、不良だった奴が大人になって更正しているのを見て
コイツもイイ奴じゃん!みたいな
過去リセット、現在イイ奴の法則が発動しちゃいかけました。
この読切は以前の二人の物語を知らなけりゃ
いいお話だったな、と思えますけどこの女の
過去を思うと素直にはそう思えない。
たぶん、これは僕がひねくれ者だからでしょう。
この物語から学んだ2つの大事なこと。
①ぶち壊れた人間関係を修復させるポイントは
いつだって度量の深いイイ奴が必須であるということ。
②子どもにヘンな名前をつけたら生活そのものが
狂いかねないということ。
こんな具合でした。
とはいっても最後にカンチに向かって
手を振っているリカの笑顔はどことなく切なげで
僕自身もこの続編を受け入れそうになっているのがイヤ。
俺はそんなにお人よしじゃない!!
東京ラブストーリー(1)【電子書籍】[ 柴門ふみ ] |
※キライなマンガだけど、あの頃のバブルな
空気を確実に描いていたという点で評価されるべき