読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ

【スポンサーリンク】

祝はてな上場! 

はてな

東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認に関するお知らせ - プレスリリース - 株式会社はてな

新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

https://disclosure.edinet-fsa.go.jp/E01EW/BLMainController.jsp?uji.verb=W00Z1010doTeisyutu&uji.bean=ek.bean.EKW00Z1010Bean&lgKbn=2&TID=W00Z1010&syoruiKanriNo=S1006QM5

目論見書が見たいのですがSBI証券からだと見れない……なぜだ。
はてなブロガーなら全員株を買いたいと思っているはずだから、気になるところをまとめてみたよ。


調達額は2.6億円。少し新規発行株式多くね? 資金調達の目的については以下のとおり

既存株式が2,652,000株に対して、

「新規発行」の公募370,000株、「既存株主から」の売出:385,000株、さらに人気があればOAで113,200株が市場に放出されます。 
公募価格が700円とすると、2.6億円の調達になりますね。
しかしこれ、ちょっと新規発行数多くね?全部放出したら260万株中86万が市場に出るのか。浮動株が30%越えるやん……。

当社のUGCサービス「はてな」へのアクセス増大に伴う売上増加を目的として、

①ユーザーや読者満足度の高い機能開発を行うための開発人材に係る人件費及び採用費
②アクセス数増加によるデータセンターの機能拡充に伴うサーバー増築費用等
事業拡大に伴う東京本店と京都本社のオフィス拡張に伴う設備投資

残額については、認知度向上のための広告宣伝費に充当する予定

よくあるパターン。

ちなみにはてな自己資本比率は73%と非常に高く流動資産として現金4億ほどあります。その代わりにROEは年々低下していっており10%前後になっています。世間からの認知としても「期待のベンチャー企業」というよりは割りと成熟したという印象かな、と。「上場して資金調達する必要あるのか?」「そんなに大きく投資して拡大していくシナリオあるの?」と言う気がしないでもない。

もちろんはてなユーザー兼投資(凍死?)家としては楽しみでしょうがないです。
幸い一株あたり単価も低くてお手頃価格で株主になれるので、株主総会にも参加したいと思います。ありがとうはてな



事業内容の3つの柱 はてなブログ運営の割合は3分の1ってところかな

f:id:tyoshiki:20160121162836j:plain

①「コンテンツプラットフォーム」が個人向けはてなブログの運営がメインかな。
ユーザ数と、特に有料プラン利用してる人を増やしたい。
ここは3.4億。前年度比122%の成長!


②「コンテンツマーケティング」はメディア運営の他、企業の広告戦略の手伝いなど。
ここが3.6億。前年度比178%の成長!


③「テクノロジサービス」が法人向け。ビッグデータなど。今後はここの拡充がメインになるのだと思います。
アドテクの提供の他、各種法人向けサービスの提供。
ここが3.9億。ここは前年度比割れ。

はてなって未だにこれだけの成長力があったのかとびっくりだよ!


はてな死んだとか言ってるやついたけど、ユーザー数の伸びは飛躍的に伸びてんね?

f:id:tyoshiki:20160121165437j:plain

f:id:tyoshiki:20160121165405j:plain

この2年で2倍以上伸びてる。
数字ごまかしてるだろって言われるかもしれないけど、売上も3年で2.2倍になってるから間違いなさそうだ。


2012年に売上が急上昇してる。前年度売上は11億、営業利益1.6億、純利益は0.5億。

平成23年度に大きく売上が利益が落ち込み、それから平成24年度以降はかなり順調に業績が伸びてるよ。

f:id:tyoshiki:20160121161645j:plain


売上構成 はてなブログユーザーより任天堂様がはてなにとって最も重要なお客様。今後もBtoB方向が加速すると思われる。

その他エン・ジャパン、楽天株式会社、集英社などが主要顧客。
逆に、買掛金の欄を見るとスマートニュースやフリークアウト、みつわ印刷から仕入れを行っている。

今後もっと多くの法人顧客を獲得できるかどうかがポイントですね。


株主構成

近藤社長が66%で182万株です。 公募価格が700~800円程度、初値が1000円とすると18億かな?

毛利裕ニさんが17万株。このうち5万株を今回売り出し。

梅田望夫さんが12万株

社長の来栖さんが7万株

伊藤直也さんが5万株。

近藤玲子さんが1万株。


VCがいないため、IPOとしてはかなり良心的。上場前の第三者割当も個人(毛利裕ニさん)であり、そうそう売られることはないと思う。
とはいえ、新規売り出しの数が多くて浮動株の割合が高くなってしまうため、需給としては良くない。

その他、全社員に制限なしのストック・オプションが付与されている(額は小さいですが)ことや、
さらに会社自体が自社株を6%持っていて、これは潜在的放出される可能性があるため、投資家としては結構気をつけたい。


配当も優待もなし!!!せめてお茶だせお茶!

投資対象としてどうなん?

2012年の頃は本当にオワコン化していくかと思われていて、実際に数字も下降気味だったんだけれど
2012年以降はきっちり業績伸ばしてきてる。 成長期待は十分あると思う。

といっても、この会社の業績が大きく化ける期待はない。キャピタル・ゲインを期待するような株ではない。
気長に保有して、着々と成長していくのを見守る感じになると思う。実にはてならしい。
だからこそ言いたい。優待はよ。Tシャツでいいから!


新規売り出しが多いから、IPO申し込んだら普通にいけるんじゃないかと思ってるので私はチャレンジするよ。
もし公募が取れなかったら、しばらく値下がりするのを待ってから買います。

広告を非表示にする