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日経平均株価 400円近く下落
1月21日 16時13分

東京株式市場は、外国為替市場やアジアの株式市場の動向をにらんで売り買いが交錯し、株価が乱高下する展開となり、日経平均株価は400円近く値下がりして1万6000円近くまで下落しました。株価はこれで、ことしに入って3000円以上値下がりしたことになります。
21日の東京株式市場は、外国為替市場で急速に進んだ円高への警戒感からいくぶん円安ドル高になったことを受けて多くの銘柄に買い注文が入り、日経平均株価は一時300円以上値上がりしました。
しかし、その後は中国・上海などアジアの株式市場で株価が軒並み下落したことや、円相場が円高ドル安方向に戻ったことを受けて、全面安に転じるなど荒い値動きになりました。
結局、日経平均株価の21日の終値は20日より398円93銭安い1万6017円26銭となりました。東証株価指数=トピックスも、37.48下がって1301.49でした。1日の出来高は31億8594万株でした。
中国経済の減速への懸念や原油安を背景に、日経平均株価はこれで、ことしに入って3000円余り値下がりしたことになり、年明け以降株価が値上がりしたのは、僅か2日にとどまっています。
市場関係者は、「原油価格の下落に歯止めがかからず、先行きの不透明感からリスクを避けようという投資家の売り注文が依然として多い。日本経済の実情に大きな変化がないなか、株価の下落が続いていて、今後の見通しは不透明なままだ。まずは金融政策を決める会合で、ヨーロッパ中央銀行や日銀がどのような判断を示すのかに投資家の関心は集まっている」と話しています。

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