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2016 年のスタートにあたり

2016/1/20 by 井上 健

2016/1/20 by 井上 健

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2016 年が明け、Evernote の世界中のオフィスも仕事始めを済ませました。みなさまは申年である新年を、どのように迎えられましたでしょうか。

国際色豊かな Evernote では、各オフィス、様々な国籍のメンバーがそれぞれの方法・風習で新年を迎えたようです。「十二支」は中国由来で、広くアジアの風習となっていることは知られていますが、Evernote の創業メンバーなど多くの社員と縁のあるロシアでもほぼ同じ十二支が使われていることはご存じでしたか?

我ら東京メンバーは恒例、全員で地元の神社にお参りして一年を始めました。また、新年の抱負を Evernote に記録し、一年間を通して定期的に振り返ることとしております。新年もまた実り多き年とすべく、新経営体制の下で業務に邁進いたしますので、引き続きみなさまのご支援をいただければ幸いです。

2015 年の振り返り

昨年 7 月の新 CEO への交代にともない、年の後半にかけて我々の事業フォーカスを明確にする方針を幾つか発表しました。それらは海外拠点の閉鎖、人員整理、幾つかのサービスの終了などの戦略的な「選択と集中」なのですが、一部ユーザにご迷惑をお掛けすることになってしまいました。今年はさらに多くの変化が起きる年となりそうですが、全ては Evernote のコアのサービスをより良いものとするために必要な新陳代謝だと捉えていただきたく思います。

2016 年は変革をサービスに反映させる年

弊社が生まれた世界的な IT 拠点・シリコンバレーでは、幾つもの企業、そして産業でさえも、人・経営・組織・技術・プロダクト、そしてビジネスモデルの新陳代謝や世代交代を乗り越えて発展してきました。Evernote もサービス開始以来 8 年を迎えることになりますが、時代に合った形で進化し、世界中で永くユーザに愛されるサービスを提供してまいります。2016 年は、昨年後半から着手した多くの変革を、実際にサービスに反映して活かす年になります。

さらなる国際的フォーカス

昨年から続く Evernote の変化の一つに、インターナショナルへの注力と、世界の拠点間のさらなる連携強化が挙げられます。実際、Evernote ユーザの75%は、本社がある米国以外の地域でサービスをご利用いただいていますので、米国外の戦略を重視することは当然とも言えるでしょう。ユーザが一番多いのは依然としてアメリカですが、中国、ブラジル、そして第4位に日本が続きます。

Evernote では、一国で 100 万ユーザを超えることを一つのマイルストンにしてきました。今や世界 1 億 5000 万ユーザを有しますので、100 万ユーザを超える国・地域は 28 も存在し、その内アジアからはインド、韓国、インドネシア、台湾など、11 を数えます。同様に飛躍的に成長しているのが中南米。100 万ユーザ以上の国のうち、5 か国がこの地域の国々です。欧州での成長も引き続き順調で、9 か国がランクインしています。また、Evernote はいまや 26 カ国語に翻訳されています。スマートフォンの継続的な浸透に伴い、Evernote はますます世界で躍進しているのです。

アジアや中南米でのユーザ増が顕著ではありますが、Evernote は世界のあらゆる国で利用いただいています。北極近くのグリーンランド、南太平洋のトンガ王国、南アフリカ共和国、小国であるモナコ公国やバチカン市国、アメリカとは国交が無かったキューバなども含まれ、文字通り、世界中に愛用者が存在します。ここまで広く愛されるサービスは、世界でもそう多くは無いのではないでしょうか。我々はその誇りと責任を持って、さらなるサービスの充実に努めてまいります。是非とも引き続き Evernote にご期待いただきたく思います。

日本への期待

日本での事業活動は Evernote の中でも先進的なベストプラクティスとして認められていましたが、弊社の国際的フォーカスが明確になり、日本への期待も一層に強いものとなりました。例えば、NTTドコモや日本経済新聞社、PFU など日本企業との事業連携、法人向け Evernote Business の販売代理店戦略、各種イベントやアンバサダー制度、メールやソーシャル・マーケティングなどは、Evernote の成長に貢献し、全社戦略にも大きく影響を与えてきました。

これら実績の多くはみなさまのフィードバックなど、ユーザと共に築かれたものです。個人利用であれ法人利用であれ、今後のサービス改善に向けて、引き続き多くのアイデアをご提供いただければ幸いです。変革の年である 2016 年、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2016 年が、みなさまにとって素晴らしい一年でありますように。

Evernote 日本代表
井上 健

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