人のブログって面白い。「俺の魂の叫びを聞いてくれ!」みたいにガンガン行ってるブログもあれば、「いいんですよどうせ私なんて地球の片隅でいつ消えてもいいような存在なんですよ」みたいにひっそりとしているブログもあり、自虐的なネタを毎日繰り返してる人もいれば毎日怒ってる(そういうキャラ設定なのだと思うことにしてる)人もいる。
それぞれが自分の見たもの、聞いたもの、調べたもの、考えたこと、いろんな主張をしている訳なんですけど、いろんなタイプがあるなあって。で、適当に分けてみたのでよろしくということで。悪意も他意も良心もなく、ただのネタです。
劇場型
そう、まさに劇場型。しっかりと作りこんだ記事で具体的な例やデータを駆使、「ほほう、なるほど」「勉強になった」「わかりやすい」と読み手に印象づける文章の記事。問題提起があったり、気になってるんだけど普段は調べられないような事を噛み砕いて説明することで読み手を魅了する。「なるほど」の輪がブックマークやツイートでどんどん広がり、ますます観客が増える。
演劇やドラマなどの一部であるかのようであること。物事の進められ方が、予め決まった台本があるかのように巧妙に進展したり、周囲の人間や関わっている人々を魅了したり圧倒するような演出などに溢れていること。「劇場型犯罪」「劇場型政治」などという風に使われる表現。1人が大人数に対して説明、説得、講演を行っているような感じ。
劇場型とは - 日本語表現辞典 Weblio辞書
難易度 :高め
拡散度 :良好
あだな :教授、プロフェッサー
対面型
記事の中身が「的を絞って特定の人」に向けた記事。または検索流入されたであろう人に対して書かれる記事。資料をまとめてテーブルの真ん中に置き、テーブルの向こう側にいる相手に説明したり持論を述べているような記事の書き方。
アフィリエイトの記事なんてまさにそう。拡散はあまり意図しない。ただその記事を読んでくれた人に対し深い理解をしてもらえたり、検索流入でブログに来た人に対し満足を与えられれば良い内容になる。好きな人にはとことん好かれる。
書く時間:持っている知識なら短め。手探りなら無限大
難易度 :ふつう
拡散度 :読み手は自分が満足できれば良いので拡散力は低め
あるある:検索流入狙いで特定ワードぶっこみすぎ
カップルシート型
自撮りじゃないっす。「笑顔の老夫婦2」だそうです(笑)
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先ほどの対面型には似てるが、対面に座るのではなくカップルシートのように横に座り、アニメや映画、共通の趣味を楽しもうという雰囲気を醸し出す記事。
劇場型、対面型が「教える、与える」に近い記事であるのに対し、このタイプは「一緒に楽しむ、こんなのもあるけど知ってる?」と距離感がかなり近い。アニメランキングとか○○を10個並べてみるなどの記事に多い。はてなーにはこれが一番多い気が。
書いてて楽しい、読む方も楽しい、見るも自由見られるも自由。けど印象薄くなる。正直なところ、ここからぬけ出すのが「一歩抜きん出たブログ」になるために必要な部分だと思う。これで大当たりしているブロガーさんもいるけど、真似できるタイプではない。
書く時間:書きたいだけ
難易度 :簡単
拡散度 :ネタ次第
面白さ :ブロガー次第。強烈に寒い記事も
フレーズ:「ですよね?」「なんっすよ」
引きこもりつぶやき型
誰を意識することなく、ただひたすらつぶやく。好きな事、嫌いなこと、見たもの聞いたもの。誰かに読まれるとも思っていないし、拡散されると驚く。日記のように書いてる人もいるけど、本当に日記にしないのは心のどこかに「誰かに読んでもらえるとちょっとうれしい、いや読んでぜひ読んでどうしても読んで」というのがあるから(かも)
完全に引きこもるわけでなく、ブログとしてやっていることがすべてを物語っている。
書く時間:短め
難易度 :実は難しい
拡散度 :なし。突如異常拡散されることあり
くちぐせ:でも、だから、どうせ
連れ込み宿型
最高難度。ブログに自然と読者が引き寄せられる。それは文章の魅力であったり、壮絶な体験であったり、クスリとさせる言葉遊びであったり。そもそもブロガー自身のスキルが高くないと無理。某ちゃんねるのコピーでは出せない味がそこにある。
書く時間:書く時間より読者の「連れ込まれる時間」が長い
難易度 :常人では無理
拡散度 :拡散せずにはいられなくなる
くちぐせ:またAdSense止められた
あだな :師匠
えっ、思い当たる人が2人ほどいる?たぶん正解!
気にするな、ただのネタだから。
べつにベンザブロックプラスのように「アナタはどのタイプ?」と聞くわけでないのでお気になさらずに(笑)
昔キョンキョンにCMで「ベンザエースを買って下さい」って言われて照れたなぁ。