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バス転落事故 大学関係者が死を悼む
1月16日 16時38分

15日、長野県軽井沢町のバイパスでスキー客を乗せたバスが道路から転落し、乗客の大学生12人と乗員2人の合わせて14人が死亡した事故で、学生が通っていたそれぞれの大学の関係者が取材に応じ、若すぎる死を悼みました。         

早稲田大「誠に無念」

今回の事故で早稲田大学は国際教養学部の学生3人が死亡し、卒業生も含めて3人がけがをしたことを受けて、齊藤泰治学生部長が取材に応じ、「これから社会に羽ばたこうとしていた人たちがその思いをとげることができずに人生を終わらせてしまい、誠に無念です」と話しました。そのうえで、「大学として誠意を持って対応する」と述べ、遺族やけがをした学生のケアなどに取り組んでいく考えを示しました。

法政大「とても悲しく残念」

今回のバス事故で学生3人が死亡した東京・千代田区の法政大学では、担当者が「3人もの学生が亡くなり、とても悲しく残念です」と話しました。
法政大学によりますと、事故が起きたバスにはキャリアデザイン学部で同じゼミに所属する、3年生と4年生、合わせて10人が乗っていて、このうち、林晃孝さん(22)、西原季輝さん(21)、花岡磨由さん(22)の3人が死亡しました。
大学では15日から現地に教職員4人を派遣していて、連絡を取り合いながら7人のけがの状況などを確認しているということです。

広島国際大「有望な学生 残念のひとこと」

死亡した山田萌さんが通っていた広島国際大学が記者会見し「立派な社会人として巣立てるよう勉強を頑張っていたので、突然の事故で大変驚いている」と話しました。
今回のバス事故で死亡した山田萌さん(19)が通っていた広島県東広島市の広島国際大学では、16日昼前、加賀谷有行学生部長などが記者会見しました。
会見や友人によりますと、山田さんは沖縄県出身の保健医療学部の1年生で、キャンパス内の大学の寮に住み、ライフセービング部に所属していたということです。また、15日は大学入試センター試験の準備のため、大学は休講だったということです。
加賀谷学生部長は「大変明るく周囲の人と積極的にコミュニケーションを取っていた。将来は『人の役に立ちたい』と臨床工学技士を目指していた。立派な社会人として巣立てるよう勉強を頑張っていたので、突然の事故で大変驚いている」と話していました。また山田さんを指導していた保健医療学部の藤垣英嗣講師は「キャンパスで会うと、笑顔であいさつをしてくれるさわやかな学生だった。授業ではチーム医療について学び、生徒たちとコミュニケーションを図りながら課題に取り組んでいた。将来有望な学生の命が亡くなり、残念のひとことです」と話していました。

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