購入の業者を捜索…愛知県警
転売の実態解明へ
「カレーハウスCoCo壱番屋」の廃棄カツが横流しされた事件で、愛知県警は16日、同県稲沢市の産廃業者「ダイコー」からカツなどを購入していた岐阜県羽島市の製麺業者「みのりフーズ」に対し、廃棄物処理法違反容疑で家宅捜索し、関係資料を押収した。転売の実態解明を目指す。
県警はダイコーに対して14日、同容疑で家宅捜索している。捜査関係者によると、みのりフーズの捜索は、ダイコーの容疑を裏付けるため、としている。みのりフーズには午前10時40分ごろ、捜査員十数人が同社の実質的経営者の男性(78)とともに建物に入った。
男性はこれまでの取材に、ダイコーから冷凍ビーフカツなどを仕入れ、転売していたことを認めている。ただ、「廃棄物とは思わなかった」などと説明している。【加藤沙波、野村阿悠子】