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エボラ終息宣言の翌日に新たな感染確認
1月16日 15時13分

WHO=世界保健機関が、西アフリカで2年以上にわたったエボラ出血熱の流行がすべて終息したと発表した翌日に、この地域で新たに患者の死亡が確認され、WHOの判断に疑問の声も上がっています。
エボラ出血熱は、2013年の12月から西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国を中心に過去最悪の規模で流行し、WHOによりますと、世界全体で1万1300人以上が死亡しています。
このうち最も流行が長引いていたリベリアで過去6週間にわたって新たな感染が確認されなかったことから、WHOは14日、西アフリカで2年以上にわたったエボラ出血熱の流行はすべて終息したと発表しました。
ところがその翌日、WHOのジャサレビッチ報道官がスイスのジュネーブで記者会見し、今月12日にシエラレオネで死亡した女性からエボラウイルスが検出されたことを明らかにしたうえで、「われわれの仕事はまだ終わっていない」と述べ、現地での対応を続ける考えを示しました。
これについて現地で医療支援に当たっている国際的なNGO「国境なき医師団」はNHKの取材に対し、「WHOは6週間にわたって新たな感染が確認されないことを終息宣言を出す基準としているが、この基準が妥当なのか疑問が残る」と話しています。

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