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 15日のニューヨーク株式市場は、世界経済の先行きに不透明感が広がり、大企業で構成するダウ工業株平均が大幅に値下がりした。終値は前日比390・97ドル(2・39%)安い1万5988・08ドルと昨年8月下旬以来、約5カ月ぶりに終値で1万6000ドルの節目を割り込んだ。

 ダウ平均は取引時間中に一時、前日の終値に比べ530ドル超値下がりした。ダウ平均を構成する計30の銘柄すべてが値下がりする全面安の展開となった。

 15日は米原油先物相場が大きく値を下げ、約12年1カ月ぶりに終値で1バレル=30ドルの大台を下回った。中国経済が減速するとの懸念も根強く、投資家の売り注文に拍車をかけた。