細川卓
2016年1月16日01時34分
桃の節句を前に、ひな人形の生産が大詰めを迎えている。名古屋市守山区のひな人形専門工房「加藤人形」では、連日朝8時から翌朝4時ごろまで縫製や着付け作業に追われている。名古屋市内を中心に全国の小売店に向けて出荷される。
長い不況や住宅事情を反映してか、近年は男女一対のみの親王飾りが人気だったが、今年は40万円前後の三段飾りが売れ筋。生地に通常の5倍の厚みがある高価な金箔(きんぱく)を使った人形の注文も増えているという。加藤高明社長は「景気回復の兆しは、少しだけ感じます」。(細川卓)
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