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台湾総統選の投票進む 政権交代か注目
1月16日 12時04分

台湾総統選の投票進む 政権交代か注目
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台湾では、総統選挙の投票が行われていて、中国に対する政策が最大の争点となるなか、関係強化を訴える与党・国民党が政権を守るのか、それとも、これに批判的な最大野党・民進党が8年ぶりの政権交代を実現するのか、注目が集まっています。
馬英九総統の任期満了に伴う台湾の総統選挙には、与党・国民党の朱立倫候補(54)、最大野党・民進党の蔡英文候補(59)、野党・親民党の宋楚瑜候補(73)の3人が立候補しています。
選挙戦は、国民党と民進党の2大政党の争いが軸となっていて日本時間の午前9時から投票が行われています。
国民党の朱候補は、北部の新北市で投票を行ったあと、記者団に対し、「われわれが神聖な1票を投じることは台湾の民主主義を最大限、肯定する行為であり、台湾の民主主義と自由を誇りに皆さん、投票に行っていただきたい」と述べました。
一方、民進党の蔡候補は、新北市の自宅近くの投票所で1票を投じ、「これまでみんなで最大限努力してきたので自信があります。ただ開票がまだ終わっていないので少し緊張しています」と投票日を迎えた心境を述べました。
選挙戦では、争点の中国に対する政策を巡って、交流拡大の継続が台湾の利益になると訴える国民党の朱候補に対し、急速な接近は台湾の主体性や民主主義を損なうと批判する民進党の蔡候補が8年ぶりの政権交代を訴え、激しく争ってきました。
投票は、議会・立法院の選挙と同時に行われていて、日本時間の午後5時に締め切られたあと即日開票され、夜には大勢が判明する見通しです。

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