トップページ社会ニュース一覧津波想定し高台への避難訓練 福島・いわき
ニュース詳細

津波想定し高台への避難訓練 福島・いわき
1月16日 14時27分

東日本大震災で460人が犠牲になった福島県いわき市で、津波の発生を想定した避難訓練が行われ、沿岸部の住民たちが徒歩や車で高台への避難経路などを確認しました。
訓練は、宮城県沖を震源とする地震によりいわき市内で震度6強の揺れを観測し大津波警報が発表されたという想定で行われ、沿岸部の5つの地区の住民や自治体の関係者などおよそ3600人が参加しました。
このうち、震災の津波で260世帯の住宅の大半が流され100人余りが犠牲になった平薄磯地区では、午前10時に防災行政無線で訓練の開始が伝えられると、住民たちはまず、およそ200メートル離れた高台の神社へ集まりました。住民たちはこのあと、近くの災害公営住宅の集会所に向かいました。
今回の訓練では、車を使った避難も試験的に行われ、住民のマイカーに同乗して避難するお年寄りもいました。
訓練に参加したお年寄りの女性は「足が悪いので、車で避難できるのは助かります」と話していました。また、地区の区長の鈴木幸長さんは「サイレンを聞くと5年前の震災を思い出しますが、訓練を繰り返すことで被害の軽減につなげたい」と話していました。

関連ニュース

k10010374041000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ