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米 イラン核合意履行確認後に経済制裁解除へ
1月16日 12時45分

米 イラン核合意履行確認後に経済制裁解除へ
イランの核開発問題を巡る最終合意について、アメリカ政府は、ケリー国務長官が16日にEU=ヨーロッパ連合やイランの代表と会談すると発表し、核開発を制限する作業が完了したことを確認した後、経済制裁の解除に踏み切る方針です。
イランの核開発問題を巡っては、去年7月に、欧米など関係6か国とイランが核開発を大幅に制限することで最終合意し、イラン側が作業を進めています。
これについてアメリカ国務省は15日、ケリー国務長官が16日にオーストリアのウィーンを訪問し、6か国側の調整役を務めてきたEU=ヨーロッパ連合のモゲリーニ上級代表、そして、イランのザリーフ外相と会談を行うと発表しました。
イラン側はすでに遠心分離機の削減や、重水炉の設計変更など主要な制限を行っており、イランを訪問しているIAEA=国際原子力機関の査察官が、合意内容に基づいた作業が終わったことを確認したあと欧米側は経済制裁を解除し、イランからの原油の輸出が解禁される見通しです。
欧米側とイランは、16日にも共同声明を発表する方向で調整していて、イラン産の原油の輸入再開や、人口7800万人に上る中東最大級の市場の獲得に向け、各国の競争が激しさを増しそうです。

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