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 西アフリカ・ブルキナファソの首都ワガドゥグで15日夜(日本時間16日早朝)、外国人らが宿泊する高級ホテルが武装勢力に襲われた。現地からの報道によると、武装勢力は宿泊客らを人質にとってホテル内に立てこもっている。20人以上が殺害されたとの情報もある。

 AP通信によると、国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」が犯行声明を出した。現地報道によると、現場は高級ホテル「スプレンディッド」。覆面をした数人の男が15日午後7時半ごろ、ホテルや近隣のカフェを襲撃した。その後、駆けつけた治安部隊と銃撃戦になった。

 ブルキナファソでは2014年10月、27年間実権を握ったコンパオレ前大統領が市民の反政府デモを受けて退陣。昨年11月の大統領選挙で元首相のロシュ・カボレ氏が当選したばかり。

 西アフリカでは昨年11月、ブルキナファソの隣国マリの首都バマコで高級ホテル「ラディソンブル」が武装集団に襲撃され、宿泊客ら約20人が死亡。アルカイダ系の武装勢力「ムラビトゥン」が犯行声明を出した。(三浦英之)