【札幌】博報堂DYMPと戦略パートナー契約へ…1年2億円、7年契約
2016年1月16日6時0分 スポーツ報知
J2コンサドーレ札幌が、博報堂DYメディアパートナーズ(MP)との提携に基本合意したことが15日、分かった。クラブ事業全般を一緒に行っていくクラブビジネス戦略パートナーという形で、今月内にも7年契約が結ばれる。
更なるクラブの発展へ、札幌が大きな支援を手にした。昨年1月から交渉にあたっていた博報堂DYMPとの協業が形となった。同社からは1年推定2億円とみられる金額が、札幌に入る。複数の常勤者を含む人材が札幌に出向し、力を合わせ、新規事業にも取り組んでいく。札幌の売り上げが増えるとともに、同社にマージンが支払われるため、クラブ規模が拡大するに伴い、ウインウインの関係が出来上がる。
メディア事業を本職とする博報堂DYMPの協力を得て、今年、初の試みも始まる。「プロモーション部門に力を入れたい」という札幌の意向から、ホームで行われる全21試合を地上波で生放送する方向で準備している。大型契約で得た金銭は、露出の拡大と選手人件費に注ぎ込み、クラブ力の強化を図っていく。
札幌の野々村芳和社長(43)はかねて「現在15億円の売り上げを、25億円にはしないといけない」と話してきた。そのための基礎を、クラブ創設20周年の今年から、博報堂DYMPとともに築いていく。