こんにちは~。
僕は、2016年は年間読書100冊を目標としていて
今いいかんじに進んでいるので進捗報告がてら読んだ本の紹介をしてみます。
基本的に財政難なので、大学の図書館かブックオフで入手したものが多くて、
ジャンルとしてはビジネス系とか社会科学系が多いです。
街場のメディア論/内田樹
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/08/17
- メディア: 新書
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メディアとはどうあるべきか、最近落ちてきているのは何が原因なのか
ということについて触れてある。
よく言われている「インターネットの台頭」というものももちろんだが、
それだけでなくそもそものメディアの報道のクオリティについても触れてあり、
ネット上でのマスコミ批判ばかり見ている人から新鮮な目線に映るかも。
ウェブ進化論/梅田望夫
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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インターネットの発展やIT企業の戦略、組織体系について解説されてある。
「IT系で働くなら読んでおけ!」みたいなのをどこかで見て購入。
ロングテール、Web2.0、GoogleとYahoo!の違い
みたいな大枠での話題は押さえられるからネット系初心者におすすめ。
個人的には、ロングテールの部分で
Amazonの売り上げの1/3は書店に置いていないような商品から来ている
というのが印象的だった。
ニーチェ入門/竹田青嗣
- 作者: 竹田青嗣
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1994/09
- メディア: 新書
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「ツァラトゥストラ」「深淵を覗くとき~」みたいな
表面的な言葉、キーワードばかり知られているニーチェの思想を開設しようというもの。
というものの、哲学初心者からしたらこれでもけっこう難しいのだが。。。
超人、永遠回帰、キリスト教批判、ルサンチマンのようなニーチェ思想の根本の部分は
なんとなく理解できるようになると思う。
ツァラトゥストラはこの前読んでさっぱりでリタイアしたのでもう一度挑戦してみたい。
リクルートのDNA/江副浩正
リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)
- 作者: 江副浩正
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03
- メディア: 新書
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リクルートの創業者の江副さんのリクルート紹介本。
(元リクの知り合い曰く最近はかつてほどの勢いはないとのことだけども)
新しいサービスや優秀な人材を大量に輩出してきたリクルートの価値観や歴史、江副さんの経営手腕について学べる。
「新規事業立案はボトムアップ、撤退はトップダウン」という言葉が印象的だった。
不格好経営/南場智子
- 作者: 南場智子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/06/11
- メディア: 単行本
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今をきらめくDeNAの創業者、南場さんによる会社の成長の歴史をまとめたもの。
過去の大失敗や社員との間の小ネタも多く、エリートの南場さんという印象から少し違う一面についても触れられている。
創業当初の大失敗からモバゲーの成長を中心に一気に会社が成長していく過程と同時に
南場さん自身の意識の変化みたいなものも読み取れてすごく良かった。
上の江副さんのものもそうだけど、創業者の波乱万丈物語はやはり面白いと思った。
知らないと損する 池上彰のお金の学校/池上彰
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/10/13
- メディア: 新書
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みんな大好き池上さんシリーズ。
貨幣、銀行、投資、為替みたいな初歩的なお金に関する用語を
いつもの池上節でわかりやす~く解説している。
「ビジネスや投資に興味があるけど、何から始めよう。。。」な人におすすめの1冊。
決断力/羽生善治
将棋の羽生さんの本。
ビジネス書で言う意思決定の仕方、とかではなく
羽生さんが決断の際に大事にしていること、棋士としての姿勢
というものを問われる。
「プロ同士には実力の差はほとんどないからこそ対局中の決断で勝負がつく」とのこと。
言い換えると、そこまで突き詰めることが大前提として必要ということだけども。
社会起業家/斎藤槙
- 作者: 斎藤槙
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/07/21
- メディア: 新書
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環境に悪い、労働者のことを考えないようなビジネスが避けられてきており
より企業も社会貢献的な要素を取り入れてきている、ということを紹介している。
NPOっぽい企業、企業っぽいNPOといった社会貢献について事例を紹介しつつまとめてある。
企業とか社会貢献とかCSRとかに興味がある人におすすめ。
これだけPDCA/川原慎也
- 作者: 川原慎也
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2012/07/18
- メディア: 単行本
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THE ビジネス書、ってかんじ。
よく言われているPDCAというものを軽く解説している感じ。
「あんまりPDCAが上手くいってる気がしない」という人は読んでみるとヒントが見つかるかも。
100円のコーラを1000円で売る方法
100円のコーラを1000円で売る方法―マーケティングがわかる10の物語
- 作者: 永井孝尚
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/04
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ちょっと前に流行ってたビジネス書。マーケティングについて物語に載せて紹介がされている。
あるあるの「事業の定義」みたいなところからもうちょっと細かいところまで。
個人的にはカスタマー・マイオピアは初めて聞いて参考になった。
集中したら2時間以内に読み終わるし、とりあえずマーケティングのこと知りたい
という人は読んでみるといいかも。
「課題先進国」日本/小宮山宏
- 作者: 小宮山宏
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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今のところ今年読んだ本で1番好き。
課題先進国というのは、
これまで世界中で解決されたことのない新たな課題に直面している国のことで(少子高齢化とか環境問題とか)
日本は今それにあたる。これから課題解決先進国になっていこう、というもの。
副題にある「キャッチアップからフロントランナーへ」というのは事例をパクって解決するだけではなく自分たちで新しい問題に新たな解決策を作っていこうというもの。
当時の人は偉大だと思うけども、突き詰めると明治時代の進歩も高度経済成長も大枠の部分は海外にモデルがあってそれを日本流にカスタマイズしただけなわけで。
まだ解決の事例がないものに取り組むのが課題解決先進国だ、と。
本の中では具体的な社会問題のことにももちろん触れられているけども個人的に印象に残ったのは課題に向き合う姿勢の話。
現状を受け入れた上で未来志向で前向きにしがらみと戦っていこう、ということなんだけども
気持ちが前向きになれて非常に良かった。
おわりに
どうしても分野が偏ってしまうので
そろそろ全く触れたことがない分野にも行きたいな、と。
次の10冊は小説とかも入れているので少しずつ幅を広げていこう。
とはいえ絶対量は大切なのでこのペースはいい感じだな、とちょっと自分をほめてみる(笑)