保守系団体「母親部隊奉仕団」(以下、母親部隊)が韓日慰安婦合意について「もう日本の謝罪を受け入れ、許そう」と主張したことについて、別の女性団体が母親部隊を糾弾した。
「平和母親会」と「梨花女子大学民主同友会」は7日午後3時、ソウル市鍾路区の日本大使館前で記者会見を開き、「本当の母親たちは怒っている」と述べた。
両団体のメンバーたちは、母親部隊のメンバーたちが元慰安婦らに対し、日本を許すように勧めたことについて、「あの方々も同じ女性として被害者の立場から見ることができなければならないのではないか」と憤慨、「厚かましい加害者たちの態度を許そうと言っているが、本当の母親たちの考えはそうでないことを知らせたかった」と、記者会見を開いた理由を述べた。
そして、声明で「千両の借金も一言で返す」ということわざを引き合いに出して、「今は千両を借りた者が3-4文投げつけて、目をむき出しているような状況」と韓日外相会談を批判、「『最終的かつ不可逆的』という言葉に固執した安倍晋三首相の姿からは、暴力的で高揚した男性の姿がかいま見える。少女たちを性奴隷と見なし、強姦(ごうかん)・殺害した犯罪記録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録すべきだ」と主張した。
また、「日本は貪欲さのために戦争をしておきながら、兵士の不満を鎮めるため隣国の少女たちを利用した。20万人の少女たちが悲惨なことに命を失い、生き残った少数も死ぬまで苦しみの中で生きなければならなかった」と日本を批判、日本に対して「19世紀末以降、韓半島(朝鮮半島)で行ったすべての悪行に対して謝罪し賠償せよ」と言った。