盗みを働くため住宅に侵入した30代の男が、家主の機転で警察に取り押さえられた。
男(37)は5日午後5時ごろ、韓国南西部・光州市西区にあるAさん(45)の自宅に塀を乗り越えて侵入し、部屋の引き出しにしまってあった700万ウォン(約70万円)相当の外貨を盗もうとしたところ、別の部屋でテレビを見ていたAさんに見つかった。
がっしりした体格のAさんは男を取り押さえ、外貨を取り戻すと「妻が帰宅したらほかに盗まれたものがないかどうか確かめさせる。それまで(男が身に着けていた)時計を預けて外にいろ」と言って時計を取り上げ、男を外に出した。時計は70万ウォン(約7万円)相当のアルマーニのものだった。男は午後5時40分ごろ、時計を返してもらうためAさんの自宅を再び訪れたところ、通報を受けて出動した警察に身柄を押さえられた。
警察の関係者は「その場で警察に通報すれば反撃される恐れがあると考え、機転を利かせたようだ」と話している。警察は6日、窃盗未遂容疑で男の逮捕状を請求した。