最近ちょっとした流行りになっている「ミニマリスト」という言葉。テレビやWebメディアで特集を組まれることも多くなってきましたが、ほとんどの人がその意味を勘違いしていると言っても良いでしょう。
あえて違う種類の記事をピックアップしてみました。見てわかるように、”ミニマリスト=モノを持たない生活をする人”と思い込んでいる人が大半なのではないでしょうか。でも、これは大間違いです。
ミニマリスト=やりたいことをガマンせず、自分らしく、自由に生きている人
私はそう捉えています。
例えモノを極限まで減らして生活していても、朝から夜まで働きづめだと意味がありません。せっかくモノを減らして上げた生活の自由度を台無しにしているわけですからね。そういう人はただの”モノを持たない人”なだけです。
さらに言ってしまえば、“東京に住んでます。モノを持たない生活を送っています。”という人も違います。本当に自分が心地良いと思う環境を作るとしたら、ある程度周りにモノが集まってくるはずなんですよ。
生活を豊かにしてくれるモノまで削ぎ落とすこと、欲しいと思うモノまでごっそり捨ててしまうのは、ただストイックに断捨離をしているだけで、ミニマリストとしての生活とは到底かけ離れたものと言っても良いでしょう。
といいますか、私が思うに東京でミニマリストを自称している人は、99%ウソです。”快適に暮らしたい”欲を無理やり押さえつけている修行僧なんですよね。アイム・ミニマリストで紹介されている人達の生活を見てみると一目瞭然です。
そういう意味では、本書に搭乗するリクルートグループのマネージャーの方も同じですね。決まった家を持たないというのも、ミニマリストというよりは根無し草という表現の方が近いような・・・。
この方は独立して自分で仕事をやったほうが良いと思うんですけどね。そうすればその独特な感性を活かしつつ、本当に自分らしい生活ができるでしょうし。本当にもったいない。
あ、本の紹介を忘れてました。
本当に自分らしい生活を求めてミニマリストになった人達がたくさん紹介されています。どの方も個性的で魅力的で、住まいも”その人らしい”ものばかり。
そういえば、社会人になってから丸一日予定が無い日を過ごしたのはいつだったでしょうか?
とうもろこしも畑で生えているのをもいでそのままかじると驚くほど甘い。もいでから30秒以内が一番うまいんだよって教えてもらいました。そういう驚きを選べないいまの状況って、はたして本当に自由って言えるのかなと疑問に思います。
私は、暮らしを作ることが、一番クリエイティブで楽しいと思っています。
このメッセージにピンと来た方は、ぜひ手にとってみて下さい。価値観が変わると思いますよ。