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隊員2人が相次ぎ自殺 兵庫県警機動隊長を処分
12月24日 14時43分

兵庫県警の機動隊に所属する20代の隊員2人が相次いで自殺した問題で、警察は「パワハラや、いじめとまで言える言動はなかった」とする調査結果をまとめる一方、適正な組織管理ができていなかったなどとして、機動隊長を本部長注意の処分にしました。
兵庫県警の機動隊では、ことし9月から10月にかけて、隊員の24歳と23歳の巡査2人が相次いで自殺を図り死亡しました。
警察によりますと、2人はいずれも遺書のようなメモを残していて、1人のメモには仕事で上司や先輩から叱責されたことに対する不満のような内容が書かれていたということです。
兵庫県警は上司や同僚などのべおよそ230人を対象に聞き取り調査などを進めていましたが、24日までに「個々の隊員の行為に配慮を欠いた言動はあったものの、パワハラや、いじめとまで言えるような言動はなかった」とする調査結果をまとめました。
その一方で、「組織の適正な運営管理の徹底を欠いた責任は免れない」などとして、機動隊長を今月22日付けで本部長注意の処分にしたほか、自殺した巡査の同僚に必要な指導を行ったということです。
兵庫県警の監察官室は「2人の将来ある若い隊員が亡くなったことを重く受け止めています。風通しのよい職場作りに取り組みたい」としています。

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