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浪曲師の国本武春さん 死去
12月24日 13時41分

三味線を弾きながら浪曲を語るスタイルで人気を集めた浪曲師の国本武春さんが、24日未明、東京都内の病院で急性呼吸不全のため亡くなりました。55歳でした。
国本武春さんは千葉県の出身で、浪曲師の両親のもとに生まれ、20歳のときに浪曲師の東家幸楽さんに弟子入りし、浪曲の道に進みました。
従来の浪曲の枠にとらわれず、みずから三味線を弾きながら語る新しい浪曲のスタイルを確立し、忠臣蔵や水戸黄門などの古典的な物語をロックやバラード調にアレンジするなどして人気を集めました。また、演芸場への出演だけでなく、テレビのバラエティー番組などにも数多く出演し、NHK・Eテレのこども番組でも歌や三味線を披露して親しまれていました。こうした活躍で、平成7年に文化庁芸術祭賞の新人賞を、平成12年には芸術選奨の文部大臣新人賞を受賞しました。
国本さんは最近まで浪曲の公演を行うなど精力的に活動していましたが、今月12日に公演のリハーサル中に突然倒れ、病院に入院したということで、24日午前4時ごろ入院先の病院で、急性呼吸不全のため55歳で亡くなりました。

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