トップページ社会ニュース一覧モルタル落下のトンネル 工法見直しへ
ニュース詳細

モルタル落下のトンネル 工法見直しへ
12月24日 12時03分

モルタル落下のトンネル 工法見直しへ
k10010351391_201512241218_201512241227.mp4
23日、千葉県君津市の補修工事中のトンネルで、天井や側面のモルタルが長さ20メートルにわたって、はがれ落ちた事故で、補修工事を発注した千葉県の土木事務所は現在の工法は適切でなかった可能性が高いとして、原因を調べたうえで、工法を見直すことを明らかにしました。
この事故は23日朝、千葉県君津市広岡の国道410号線のトンネル「松丘隧道」で、天井や側面を覆っていたモルタルが長さおよそ20メートル、幅5メートルにわたって、はがれ落ちたものです。はがれ落ちたモルタルは重さ23.5トンに上るということですが、当時、車などは通っておらず、けがをした人はいませんでした。
トンネルを管理する千葉県は24日午前10時半に現場に入って状況を確認しています。このトンネルでは、中央自動車道の笹子トンネルで起きた天井板の崩落事故を受けて、内部の補修工事が行われていて、モルタルを吹きつけたあとにコンクリートで固める工法が取られていましたが、事故があった現場ではコンクリートで固める工事は、まだ行われていなかったということです。
これについて補修工事を発注した千葉県の君津土木事務所は、現在の工法は適切でなかった可能性が高いとして、工法を見直すことを明らかにしました。
千葉県君津土木事務所の柴田利雄所長は取材に対して、事故の原因として、山の地質や湧き水など、さまざまな問題が考えられるとしたうえで、「原因を調べたうえで適切な工法を決める必要がある」と述べました。

関連ニュース

このページの先頭へ