エアコン暖房24時間つけっぱなし実験!電気代は安いのか?
この記事の目次
寒い冬になると、つい頼りがちなのがエアコンの暖房ですよね。そんなエアコンですが、つけっぱなしにしておくと電気代が高くなりそうだし、かといって頻繁につけたり消したりを繰り返すのも良くない、という話も聞いたりしますよね。
そこで今回、エアコン暖房を24時間つけっぱなしにして電気代がどうなるか実際に1ヶ月実験して試してみました!
さらに、エアコンを必要な時にだけつけていた同僚の家の電気代とも比べてみて、エアコンをつけっぱなしにしておいたほうが良い場合とそうでない場合を検証してみました。
エアコン暖房24時間つけっぱなし実験の環境
まずは、今回エアコン暖房を24時間つけっぱなし実験の環境を紹介します。
今回は、同僚にも協力してもらって、エアコンつけっぱなし vs. 必要なときだけつける、という形で実験を行っています。
- 筆者の家
- エアコン暖房を24時間、1ヶ月つけっぱなしにする
- 同僚の家
- エアコン暖房を、必要なときだけ、1ヶ月つかう
実験期間は、2015年11月4日~2015年12月2日の約1ヶ月です。
以下に詳細の環境を説明しますが、筆者の家の環境と同僚の家の環境はほぼ同じで、大きく違うのはエアコン暖房の使い方だけです。
筆者の家(24時間つけっぱなし)の環境
どうみても散らかっている筆者の家は、典型的な一人暮らしの家で、1K7.2畳です。働いているので平日日中は家におらず、土日もたまに出かけるので家にいないことがあります。
主な家電は、エアコン、ドラム式洗濯機、冷蔵庫、液晶テレビ、ドライヤー、電子レンジくらいでしょうか。特殊な家電はありません。
前月(2015年11月)の電気代は3,005円でした。
今回の実験は、エアコンの設定温度23℃、風量・風向は自動で24時間運転で行いました。
- 家の場所
- 錦糸町
- 家の間取り・広さ
- 1K・7.2畳
- 生活スタイル
- 平日日中はほぼ不在。土日はたまに不在。
- 主な家電
- エアコン、ドラム式洗濯機、冷蔵庫、液晶テレビ、ドライヤー、電子レンジ
- 契約中の電力
- 東京電力・従量電灯B・40A
- 前月(11月)の電気代
- 3,005円
- エアコンの機種
- 東芝ルームエアコン RAS-2214D
- エアコンの設定
- 設定温度23℃、風量・風向自動で24時間運転
同僚の家(必要なときだけつける)の環境
部屋の写真をくれと言ったのにエアコンの写真をくれた同僚の家の環境は、筆者の家の環境とほぼ一緒です。
筆者の家から徒歩1分の場所に住んでおり、1K8.4畳です。生活スタイルもほぼ同じです。
主な家電は、エアコン、ドラム式洗濯機、冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジくらいで、テレビが無いくらいで筆者の家とほぼ同様です。
契約している電力会社は東京電力で、プランは従量電灯B、アンペアは30Aです。前月(2015年11月)の電気代は2,646円だったそうです(安い)。
今回の実験は、エアコンの設定温度23℃、風量・風向自動で必要な時に運転という形で行ってもらいました。
- 家の場所
- 錦糸町
- 家の間取り・広さ
- 1K・8.4畳
- 生活スタイル
- 平日日中はほぼ不在。土日はたまに不在。
- 主な家電
- エアコン、ドラム式洗濯機、冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジ
- 契約中の電力
- 東京電力・従量電灯B・30A
- 前月(11月)の電気代
- 2,646円
- エアコンの機種
- 三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV253
- エアコンの設定
- 設定温度23℃、風量・風向自動で必要な時に運転
エアコン暖房24時間つけっぱなし実験の結果の電気代
それでは、気になる電気代を見てみましょう!24時間つけっぱなしの筆者の家 vs. 必要なときだけつける同僚の家、電気代はどのようになったのでしょうか。
まずは、必要なときだけエアコン暖房をつけていた、同僚の家の電気代から!
同僚の家(必要なときだけつける)の電気代
必要なときだけエアコン暖房をつけていた同僚の家の電気代は3,533円でした!
先月の電気代が、2,646円ですから、微増といった形でしょうか。
10月はエアコンをつけていなかったそうなので、増加分はエアコンの電気代、と考えられるのではないでしょうか。
さて、それでは、24時間つけっぱなしの筆者の家の電気代はいくらだったのでしょうか。
筆者の家(24時間つけっぱなし)の電気代
24時間エアコン暖房つけっぱなしの筆者の家の電気代は4,487円でした!
必要なときだけエアコン暖房をつけていた同僚の家の電気代と比べると、+954円と、皆さんが予想するよりは、電気代は高くなかったのかな?と思います。
ただ、前月エアコンを全く使っていなかった時の電気代が、3,005円ですから、エアコン暖房だけで約1,500円の電気代がかかっている事になります。
エアコン暖房はつけっぱなしにするべきなのか?
さて、エアコン暖房24時間つけっぱなし実験の結果がわかったところでこの疑問です。エアコン暖房はつけっぱなしにするべきなのでしょうか。
エアコンをつけっぱなしにするメリット・デメリット
まず、今回実験をしていて感じた、メリット・デメリットを整理してみます。
- エアコンをつけっぱなしにしたときのメリット
- 寒い外から帰った時に、いつでも部屋が暖かい
- つけたり消したりというちょっとわずらわしい作業から開放される
- エアコンを消し忘れた時の「やっちまった」感からも開放される
- エアコンをつけっぱなしにしたときのデメリット
- 電気代が多くかかり、環境にあまり良くない
- 部屋がいつも乾燥しているので、喉が痛くなったり、肌が乾燥したりする
- 気温の変化を感じられず、なんとなく生活が単調になる
エアコンの運転は、状況によって変えるべき
エアコンが最も電力を消費するのは、部屋の温度を高くしたり、低くしたりするための立ち上げ時です。
そのため、近所のスーパーに軽く買い物にいくために30分外出するとか、洗濯物を干すために5分ベランダにでるなど、ちょっとした外出の時にはエアコンを消す必要はありません。
だからといって、数時間も家を空けるのにエアコンをつけっぱなしにするときにエアコンをつけっぱなしにしてしまうと、外出時の消費電力が立ち上げ時の消費電力を上回ってしまい、電気代が高くなってしまいます。そのため、数時間以上家を空けるときは、エアコンを消す必要があります。
このように、エアコンの運転は、メリット・デメリットと状況に応じて、使い分けるのがおすすめです。
エアコン暖房が部屋を暖める仕組みや、どのように電気代がかかるかは、以下の記事で詳しく説明しています。
エアコン冷房の記事ですが、こまめにスイッチをオン・オフすることが逆効果な理由を、以下の記事で詳しく説明しています。エアコン暖房も同じ考えです。
エアコン暖房つけっぱなし実験のまとめ
エアコン暖房を24時間、1ヶ月つけっぱなしにした筆者の家の電気代と、必要なときだけつけていた同僚の家の電気代は、以下のようになりました。
実験前の月の電気代 | 実験した月の電気代 | エアコンの電気代(実験前と実験後の差) | |
---|---|---|---|
筆者の家(24時間つけっぱなし) | 3,005円 | 4,487円 | 1,482円 |
同僚の家(必要なときだけつける) | 2,646円 | 3,533円 | 887円 |
予想よりは電気代はかかりませんでしたが、それでも必要なときにつけていた同僚の家の電気代よりは高くなってしまいました。
エアコン暖房の運転方法は、メリット・デメリットを理解した上で、状況に合わせて変えていきましょう。
エアコンの電気代の節約方法や、エアコンの仕組み、掃除の仕方から選び方まで、以下のページでエアコンについての記事を紹介しています。
エアコン暖房や、ストーブ・ヒーターなどの冬の暖房器具の電気代の節約方法についての記事を以下のページで紹介しています。
エネチェンジ診断で電気料金を比較・節約!