英国の夢 ラファエル前派展
2015年10月3日〜12月13日
名古屋市美術館
一面「あかつき」軌道投入に成功 JAXA発表、来春から金星観測宇宙航空研究開発機構(JAXA)は九日、探査機「あかつき」の金星軌道投入に成功したと発表した。すでに観測装置の試験運用を始めており、来年四月に本格観測に入る。日本として初の惑星探査がいよいよ始まる。 あかつきは二〇一〇年に金星軌道への投入を試みたが、主エンジンの故障で失敗した。七日に別の小型エンジン四基を噴射した結果、金星を約十三日で一周する楕円(だえん)軌道に入ったことがデータなどから確認できた。軌道高度は金星に最も遠いところで約四十四万キロ、最も近いところで約四百キロ。機体や観測装置の状態は正常。 あかつきは設計寿命の四年半を超えて太陽の周囲を飛んでいたが、復活を果たした。さまざまなトラブルを乗り越えて小惑星のちりを地球に持ち帰った探査機はやぶさに迫る快挙だ。 JAXAは九日、軌道投入直後の七日午後にあかつきが約六万八千〜七万二千キロの距離から撮影した金星の画像も公開した。JAXAの中村正人教授は記者会見で「金星に到着したという実感が湧いてきた」と話した。 あかつきは来年四月まで初期観測を実施しながら最大高度を約三十万キロまで徐々に下げ、金星を約九日で一周する楕円軌道に落ち着く予定。六種類の観測装置を駆使して大気の構造や雲の動きを詳しく調べる。 日本は探査機のぞみが〇三年に火星周回に失敗。続くあかつきも最初の軌道投入に失敗し、小惑星や月以外の惑星探査に成功していなかった。 PR情報
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