寒いですね。こう寒いと外に出る気が失せてしまいます。布団にもぐって暖房をつけてゴロゴロしているときが一番充実しているような気がします。怠けるって最高です。
とはいいつつも、最近下腹が気になってきてエスカレーターより階段を時々実践しているのですが、全く痩せる気配がありません。自分の体の省燃費っぷりに脱帽です。東京ビッグサイトで開催されているエコプロダクツに私も出れますかね。
ちょっと気になったので、自分の体がどのぐらいの燃費なのか(コスパはどのぐらいなのか)簡単な計算で検証してみました。
1キロ移動するのにかかるエネルギー量
1キロを移動するのにかかるエネルギーを人間と原付で比較してみましょう。
人間の消費カロリー :67キロカロリー(85㎏で1㎞)
原付の消費エネルギー:210キロカロリー(ガソリン1ℓあたり40㎞)
※ガソリン1リットルは8,400キロカロリーとした。
こうしてみると単純なエネルギー消費量だけでいうと徒歩に軍配が上がりました。
コスパという観点からは?
人間が省エネだということはわかりました。でも、コスパということを考えると少し違ってきます。なぜなら人間はエネルギー含有量の高いガソリンを飲んでエネルギーにできるわけではなく、食べられるものを食べてエネルギーを吸収する必要があるからです。今回は、コスパ(1円当たりのカロリー含有量)の高そうなマックのセットを食べた場合の人間の1㎞あたりの消費価額と、原付にガソリンを入れた場合の1㎞あたりの消費価額の比較をしていきましょう。
マクドナルドのメガマフィンセット
メガマフィン、ハッシュポテト、コーラ:530円・988キロカロリー
1キロカロリーあたりの価格:530÷988=@265/494(円)
ガソリン
ガソリン1ℓ:115円・8,400キロカロリー
1キロカロリーあたりの価格:115÷8,400=@23/1,680(円)
徒歩1㎞67キロカロリー
原付1㎞210キロカロリー
消費することから、
徒歩1㎞の値段:67キロカロリー×@265/494=35.9円
原付1㎞の値段:210キロカロリー×@23/1,680=2.9円
コスパという観点からは原付の圧勝ですね。2.9円で1キロ移動できるとすると電車移動等よりも安くつきそうですね。
その他(筋肉の仕組み)
人間の動力源は筋肉です。筋肉はアクチンという筒のようなものとミオシンという棒のようなもので構成されており、ミオシンがアクチンに出たり入ったりすることにより、筋肉が収縮・弛緩します。
ミオシンはATP(アデノシン三リン酸)をエネルギー源として動作します。ATPとは、人間の動作に必要なエネルギー源であるため、「エネルギーの通貨」とよばれています。糖質からも脂質からも作成されるもので、様々な細胞により分解され、最終的にミトコンドリアによりATPが生成されます。
1㎞あたりを移動するのにかかるエネルギーを比較すると、徒歩のほうが原付よりも効率が良いことが分かりました。さらに言うと、徒歩よりも自転車を使ったほうが効率が良いでしょう。したがって、一度取り込んだエネルギーを動力にするという点においては人間の体のなかで起こっているエネルギー変換技術は大変効率が良いものなのでしょう。そう考えると、昨今叫ばれている車や他の電化製品等の省力化にはまだまだかなりの余地があるように思えます。
私がおじいさんになるころには、人間の体を超えるようなエネルギー消費効率を達成することのできる動力源が開発されているかもしれませんね。
あっ、ちなみに今日は下の写真の2つのラーメンを食べました。おいしかったです。ごちそうさまでした。